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なぜ人は“飽きる”のか?現役医師が教える「勉強の集中力を持続させる裏ワザ」

勉強や仕事をする際、休憩をうまくとっていますか? 今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、集中を続けるための「うまい休憩のとり方」を紹介しています。

「最高の休憩」とは!? 1番集中が続く勉強の仕方!

こんにちは。ゆうきゆうです。

元気にお過ごしでしょうか?

さて、少し前にこんなご質問をいただきました。

「勉強する際に集中ができず、休憩を長時間はさんでしまい、結果だらけてしまうことがあります。勉強する前に集中力を上げる方法、もしくは休憩を短くする良い方法があれば教えてください」

まず、休憩ナシで勉強や仕事をしていると、いつか集中力は切れてしまうものです。

するとかえって休憩、もっと言えばダラダラする時間が増えてしまいます。

こんな状況を避けるためには、「意図的に休憩を取っていく」というのが重要です。

休憩は強制的に!

具体的な方法には以前もご紹介した「ポモドーロテクニック」というものがあります。

これは「25分勉強しては5分休む」というサイクルをタイマーを使って行い、強制的に休憩をはさみ込む方法です。

ただし、時間の割り振りに関しては、本当に自由でかまいません。

例えば5分勉強して1分休む、でも構いません。

「自分はこれが良い」というサイクルで、実行してみましょう。

次に、休憩時間が長くなってしまう問題について、お話していきます。

まず、長い休憩をしたい場合には、休憩を始める前にタイマーをかけておきましょう。

そしてそのタイマーで時間を刻んでおくと、例えば休憩に行って戻ってきたら「もう15分も経ってる!」とか、「もう20分だ」というように、休憩を明確に数字で意識することができます。

自分がどれだけ休んだか把握できることは、ダラダラした時間を減らすには非常に有効です。

アクティブレストを取れ!

さらに、休憩時間の過ごし方としては、ストレッチなどの運動をするのがオススメです。

頭脳労働に少し飽きてきたときの一番の休憩は、実は何もしないことではありません。

それよりも「体を動かす」などの、別の刺激を入れる方がより積極的な休憩になると言われています。

これは「アクティブレスト」と言われます。

最大の休憩とは、何もしないことではありません。

運動したり面白いものを見たり、刺激をバンバン入れるというのが脳の休憩になるんです。

特に血流を良くする運動は、強制的に強い刺激を与えられるため、より疲労回復につながるのではないかと考えます。

「休憩」というのはじっとすることではなく、ある刺激に慣れてしまった状態を、異なる刺激でリフレッシュするというのが一番近いでしょう。

また、休憩以外にも「勉強や作業の内容を変えていく」という対策も良いでしょう。

人間というのは、同じ作業をずっとやっているとやっぱり疲れてしまうもの。

ここで、疲れる=飽きるということです。

ずっと同じ作業をやっていて疲れたら、それは飽きてしまったということ。

別の刺激を与えるために、勉強や仕事の作業を変えてみましょう。

・積極的に休憩を取る
・時間を決めて休憩を取る

以上を実践すれば、より勉強中の集中力を高めることができます。

ぜひ心がけてみてくださいね。

というわけで、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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