最近、モラハラが原因の離婚が増えているそうです。メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんも、そのような相談が多くなってきたと明かし、自分でできる家庭内モラハラ対策を紹介しています。
自分でできる家庭内モラハラ対策
ここ最近、モラハラが原因で離婚したい、という相談が多いです。モラハラの意味としては、言葉や態度、身振りなどによって人を不安に陥らせたり、巧妙に支配したり、人格や尊厳を傷つけるなどの「精神的な暴力や虐待の総称」のことで、大声での叱責や殴る蹴るなどの暴力行為がないものです。
となると、モラハラを離婚事由にするには「証拠」が取得しづらいので、結構難しいのです。すぐに思いつくのは「録音」ですが、なかなかピンポイントで録音していくのも素人だと非常に難しい。
それで、どうすればいい?と悩むわけです。
結論から言うと、これをやっておけばモラハラを証明できて確実に離婚できる!といったものはありません。僕も様々なケースで色々と考えましたが、これでいける!というのは中々難しい。しかし、そのなかでも「やっておくといいこと」はあります。本日はそれをシンプルにお伝えします。
これが証拠になる!とは言えないが、持っておくと「武器にはなる」というイメージです。なので、やっておいたほうがいいとは思います。
1.録音
スマートフォンの録音で問題ありません。変に専用の機材を使うと、バレやすくなるのでスマートフォンにしましょう。
ポイントは、絶対に録ろう!という気持ちは捨てること。録れたらラッキーぐらいでいいです。録るよりも、バレないことを優先しましょう。
2.メモ
ラインで、自分1人の専用グループを作れます。そこに
9/19 晴れのちくもり
○○と言われた。朝から怒号が止まない。○○の部分に傷つき、疲弊する。30分間、自分のダメなところを列挙された。
というような形で、実際に言われたことを日記のように投稿しましょう。そして、それをスクショしておきます。
3.クラウドに溜めていく
ドロップボックスでもグーグルドライブでもなんでもいいので、専用のクラウドを作り、そこに「9/19」「9/24「10/1」などというように、日にちごとにフォルダを作ります。
ここに、9/19に録った録音と、ラインのスクショを入れておきます。これを繰り返し、溜めていけば、ある程度のモラハラの外観が出来上がります。
離婚の際に、これを武器に戦うのです。もちろん、そこの段取りは専門家に相談しながらがよいでしょう。
個人的には、上記の3つはやっておくと、武器になるのでおすすめです。もし、周囲にそういう方がいたら、伝えてみてください!
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