先日、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)からの退所を発表した風間俊介。過去には「不倫報道」もありましたが、独立後は自分でマスコミ対応もしていかなければなりません。そんな「辞めジャニ」たちの行末を心配するのが、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。さっそく雑務に手を焼いているという二宮和也ら独立組は今後、スキャンダル報道をどう切り抜けていくつもりなのでしょうか?
風間俊介が退所、独立で心配される“辞めジャニ”達のマスコミ対応
風間俊介が今年の12月31日をもって『SMILE-UP.』を退所、今後はフリーランスの役者、タレントとして活動していくことを発表しました。
『嵐』二宮和也、岡田准一、生田斗真…業界に一大勢力を誇った旧ジャニーズ事務所の役者部門も、今や風前の灯火で、散々彼等を追いかけ回した私も少しだけ淋しい気持ちがします。
関係者によれば、独立を決めた風間に公式発表寸前まで説得は続けられたということでした。
性加害問題で痛めた心は、『STARTO ENTERTAINMENT』の福田淳社長や井ノ原快彦COOとの話し合いでも完治しなかったというわけです。
旧ジャニというレッテルは、いくら社名や上層部メンバーが変わったとしても、やはりこれからの未来に必ず付いてまわる過去ですが、脱兎の如く飛び出したニノにしても「怖くなった」という本音が正直な退所理由なのでしょうね。
さて、私が風間俊介という名前ですぐに思い出すのが、今からちょうど10年前に発覚した不倫騒動です。
風間は2013年5月に5歳上の元タレントと結婚しています。
旧ジャニから発表があったのはこの約2ヶ月後の7月になるのですが、この数ヶ月後に連続テレビ小説『純と愛』で夫婦役共演した夏菜との不倫が噂されていたのです。
一報は『FRIDAY』誌でしたが、そこには風間が居酒屋で漏らしたという「家に帰ったら家財道具が一切合切無くなっていた」というフレーズが記載されていました。
さらに共演者やスタッフを誘って頻繁に食事に行く風間に「奥さんは心配しないのか」と聞いたところ「奥さんとは最近話していない」と答えていたとまで…。
結婚発表からわずか数ヶ月後の不倫疑惑に、当時の芸能記者たちは風間がよく出没するという都内某所でよく聞き耳を立てながら風評張り込み取材を続けていたものでした。
完全個室に入られてはほとんど不可能ですが、席が奥まっているとはいえ同じ店内の空間であれば、側で客の“ふり”をして聞き耳を立てている記者にはほんの少しですが話の内容が聞こえてくる時もあるのです。
お酒が入った油断もあるでしょう、風間の場合は夏菜に打ち明けた家財道具が無くなっていた話を、夏菜がそれを店の関係者に「〇〇だったんだって~」と話すのを聞かれたことにより記事になったというのです。
人づてなのか、記者が直接耳にしたのかはわかりませんが、これが“不倫”、“別居”、“離婚”という文字を週刊誌の見出しとして踊らせた…というわけなのです。
決してアイドルやイケメンといったルックスではないけれど、それが主婦層を安心させるような良き夫、良きパパといった好感度を高めていた風間でしたが、当時私は“案外危ないヤツかも…”と感じていたこともありました。
その後噂は自然消滅、風間夫妻も関係修復したのでしょうか、現在は小学校に通う長男との幸せな家庭生活を送っているようです。
ニノも今までは所属事務所に任せっきりだった諸雑用に手を焼いているようですね。
新会社『オフィスにの』のHP閲覧が出来ないことへの対応や、自身で仕事に関する問い合わせのメールを確認したり、現場にもひとりで入ったりもしているようです。
風間の退所後のスタッフはわかりかねますが、来年以降は彼も自分で自分の全てをフォローしなければならなくなるわけです。
ニノ、岡田准一、生田斗真、風間…大きな後ろ盾を失くした彼等がこれからの芸能界でどう立ち回っていくのでしょうね。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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