MAG2 NEWS MENU

大谷を騙した水原一平容疑者の「12年計画」に記者が震えた訳。手際が良すぎる“大麻所持”歴抹消…すべては詐欺の為に?

違法賭博で借金を膨らませ、ドジャース大谷翔平選手(29)の銀行口座から約24億円を不正送金した疑いで、米連邦検察に訴追された元通訳・水原一平容疑者(39)。ひさびさに公の場に姿を現した水原容疑者の表情はどこか「晴れやか」でしたが、彼の過去の経歴を振り返ると「鳥肌が立ってしかたがない」とするのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。今から約12年前、大谷選手がドラフト1位指名を受けた日本ハムに球団通訳として入団した水原容疑者が温めていた可能性がある「恐るべき計画」とは――

元通訳・水原一平容疑者、表情は「晴れやか」

現地時間4月12日、大谷翔平の元通訳・水原一平容疑者が違法賭博騒動発覚後、初めて公の場に姿を現しました。

上下黒のスーツに白いワイシャツ、ノーネクタイ姿で、見た限りでは憔悴しきってゲッソリやつれた感もなく、悪びれた様子もない水原容疑者に、裁判を傍聴したというある関係者は「借金苦の蟻地獄から解放された安堵感さえ感じられました。自分ではどうにもならない依存症を誰かに止めて欲しかった…これで止められる…みたいな晴れやかな表情さえ伺い知れました」と話します。

閉廷後、水原容疑者の担当弁護士からはこんな声明も発表されました。

大谷さん本人とその御家族、ドジャース、MLBに謝罪したいと願っています

ついこの間まで自分の言葉を正確に世界に伝えてくれていた信頼する仲間が、平気な顔で金を誤魔化し、今や足枷姿とは…私なら顔も見たくないし、水原の“み”の字も口にしたくないと思ってしまいます。

正直、大谷に脇の甘さがあったのも事実でしょう。

何年も一緒に歩いてきた友人であり仲間に裏切られた心中は想像することもできません。

フッとした時に思い出してしまう事もあるでしょうけれど、それも全て人生の糧として野球道に邁進して欲しい…そう願うばかりです。

【関連】大阪桐蔭の敗退で自己破産まっしぐら!? オッズ1.04倍に全財産投入?下関国際の大金星に揺れる高校野球賭博の実態

水原容疑者に「マリファナ」の消したい過去

この一連の流れを追っていた私の目に留まったのは『NEWSポストセブン』が報じた“「運転中マリファナ所持」の過去”という報道でした。

これは誰でも簡単に利用できるという、アメリカの司法記録を集積したサイトから浮上したことで、今から16年前の2008年のカリフォルニア州の交通違反の記録だとか。

若かりし水原容疑者を知る人物が「定職にもつかず、プータローのような生活をしていた」という23歳の頃に“運転中の大麻所持を認め更生プログラムを受け起訴を取り下げた”という過去があったというのです。

実は私も、米国に滞在中だった40数年程前に、交通違反で簡易裁判所から出頭命令を受けたという苦い過去があります。

今も同じかわかりませんが、あの赤いラインが特徴的な封書は今だ忘れられません。

私の場合は薬物に関するものではもちろんなく、検問中に偶然車内にあった“短刀”が見つかったことでした。

当時の私は日本のテレビ局関連の制作会社や映画制作会社のコーディネーターをしていたのですが、この“短刀”は日本のテレビ・クルーのために、私がハリウッドの古物商から借りたものでした。

撮影が終わり、古物商に返しに行く帰路、運悪く高速道路での検問に出くわしてしまったのです。

車の後部座席に無防備に置かれた“短刀”を見つけた時の警官の驚き様といったら…当り前と言えば当り前かもしれませんが、すぐに私に拳銃を向け「両手を(警官から)見える位置のまま車から降りろ! 車に手をつき、後を向け!」と叫ばれました。

“短刀”を“危険な物ではない借り物”と認識していた私には何が何だか全くわからず、頭のどこかでは『ダーティハリー』のワンシーンに出演しているような感覚さえありました。

こんな貴重な体験をした私ですが、その後出頭した簡易裁判所の風景も今だに忘れずにいます。

薄暗く狭い一室に、メキシコ人やイラン人に混じって裁きを待つ時間は途方もなく長く感じられたものでした。

無事に無罪となったのですが、私の“つたない”英語力でどれだけ自分の無実をアピールできるのか、本当に気が気ではなかったことを憶えています。

【関連】大谷翔平を“裏切って”ドジャース解雇の水原通訳が「米国で再起」できる理由

大谷翔平の“巨万の富”を見越して記録を抹消か?

おそらく水原容疑者は「米国で長く生活していれば、マリファナなんて当たり前。トリップして一番楽しいのは運転中なのだから」と言いたかったのかもしれません。

ただ問題なのは、私のようにたまたま検問中ということではなく、“何らかの異変を感じた警官が車の停止を求め、車内を捜索しないとマリファナ所持は確認できない”という事です。

“何らかの異変”がドラッグ使用嫌疑とは限りませんが、訓練を受けた警官が“何かおかしい…”と感じるものがあったからこそ車の停止を命じるわけですから。

そして水原容疑者はこの過去にExpungement(抹消)の手続きを申し立て、2014年に記録は破棄されていたことも『NEWS~』は伝えています。

2012年、大谷がドラフト1位指名を受けた年に日本ハムへ球団通訳として入団した水原容疑者。

ドラフト前からMLBも注目する選手だった大谷は、言葉の不安でも水原容疑者に漏らしていたのでしょうか、記録が抹消された2014年に大谷は日米野球のメンバーに選出されています。

抹消の手続きを申し出たのは、将来の大谷の活躍を見越していたのでしょうか。

こいつは天井知らずの契約金を交わす選手になる。今から唾を付けておけば…”と、でも?

【関連】広瀬すずが川口春奈を「キックでボコボコ」で注目! 記者が推測するストレスと男事情、「女優2人飲み会」女子トークの中身

妄想しているうちに鳥肌が立ってきてしまいました…。

【関連】長谷川博己「寝起きの謎」…生放送に遅刻しても寝癖、目やに、口臭なし!? 芸能記者が“寝坊プロモーション”を疑う理由

【関連】イチから学ぶ「ドヤコンガ」の正体。人気声優・水瀬いのり本人なのか?スタッフなのか?「整形ばらし」「口パク暴露」の真犯人は

【関連】大谷翔平ブームに水を差す奴は非国民だ?水原一平容疑者“起訴”で懸念される「1億全員野球」の空気…「また大谷マンセーの日々か」の声も

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: Moto “Club4AG” Miwa from USA, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け