今後の発展が期待できると思い社内異動したものの、入ってみれば非常に厳しい職場で脱落しそうです─。世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんは、今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』に送られてきた、読者からの相談に答えています。果たして、赤羽さんからの回答は?
社内異動をしたのですが、非常に厳しい職場になり、脱落しそうです。
Question

社内異動して子会社に移りました。そちらのほうが技術的にも将来性があり、今後の発展が期待されたからです。2年越しで公募に応募して合格したので喜んでいたのですが、いざ移ってみると、元の部署より非常に厳しい職場になり、毎日大変です。脱落寸前です。パワハラということではないのですが、子会社の社長がベンチャーを1社上場させた方で、本社の役員・部長とはエネルギーレベルが全然違います。元の部署がいかにのんびりしていたかと後悔しています。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。何を求めて社内異動されたかですね。技術的にも将来性があり、今後の発展が期待されたということであれば、当然、元の職場より厳しくなるのは想定されていたのではないでしょうか。
楽なままで、事業が成長するなどということはないので、何をどう勘違いされたのか、という気もします。社員はのんびりしていて、事業だけどう伸びるというのでしょうか。
ここで妥協したり逃げ出したりしたら、後を引くかもしれません。
そうする前に、これから6ヶ月間、頑張ってみませんか。その結果次第で、続けられそうか、元の部署に戻るべきか、あるいは場合によっては転職すべきかを決めればよいと思います。
本気で頑張る、という意味は、
1. 上司の指示を常に120%達成する(納期も品質も)
2. そのため、先輩には遠慮なく相談し、インプットを得る
3. 週1回、上司に進捗報告をし、適宜インプットをもらう
4. 仕事は常に即断即決、即実行、即答を実行し、周囲からの期待に応える
5. 同時にアクティブリスニングを徹底し、組織内での信頼を得る
6. 本業に関する展示会、講演会・セミナーなどがあれば、参加する
7. 意識して部署内でリーダーシップを発揮する
8. 常に仮説思考を追求し、信頼され、部署内で頻繁に相談を受ける
などです。
ぜひ6ヶ月間ベストを尽くして、それから将来のことを考えるようにしてみてください。
意外にうまく行って、異動してきてよかった、頑張ってみるものだ、と思われるかもしれません。
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