じっくりコトコト気分の夜に。たっぷりの玉ねぎで牛すね肉を煮込んだら…|キッチンにひと工夫

2024.11.03
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料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。

今回は、たっぷりの玉ねぎで煮込む牛すね肉のジェノベーゼをご紹介します。

じっくりコトコト、煮込み料理の季節

新鮮な牛すね肉が手に入ったので、今回はジェノベーゼをつくることにしました。

ジェノベーゼ」というと、グリーンの色をしたバジルソースのパスタを思い浮かべますが、南イタリアでは肉を玉ねぎで煮込んだものを「ジェノベーゼ」といいます。今回つくるのもナポリの郷土料理です。

材料は肉と玉ねぎ。そして塩・こしょう。

とてもシンプルなのにとんでもなく美味しくなるのは、たっぷりの玉ねぎのおかげです。かたい肉を玉ねぎの力でほろっほろに柔らかくします。

牛すね肉のジェノベーゼ

フォークでくずれるくらいほろっとなった牛すね肉は、このままはもちろん、ゆでたパスタに絡めても絶品

秋の夜長にぴったりのワインに合う一品です。

<材料>

・牛すね肉…600g
・玉ねぎ…3個
・トマト(あれば)…小1個
・塩、こしょう…適量

<つくり方>

1. 牛すね肉は食べたい大きさに切って塩(小さじ1/3ほど)をなじませておく。

2. フライパンを強めの中火であたため、すね肉の両面をこんがりと焼く。焼き色がついたら肉を厚手の鍋に移す。

3. 2のフライパンを洗わずに、スライスした玉ねぎを入れ、塩(3つまみ)を振って、中火で炒める。

4. 玉ねぎから少し水分が出てしんなりしたら、肉の上に全部をのせる。

5. トマトがあればざく切りにして、鍋を中火にかける。

6. 煮立ったら弱火にして、ふたをして1時間煮る。肉が柔らかくなったらできあがり。仕上げにたっぷりとこしょうをふる。

<ポイント>

煮込むうちに塩をした玉ねぎから水分が出てくるので、水を入れる必要はありません。

玉ねぎは肉を柔らかくしてくれるだけでなく、その甘みが肉をとっても美味しくしてくれるんです。

もしあれば、小さめのトマトを加えると、酸味が加わってより深い味わいに

今日はおうちでゆっくり美味しいものが食べたい。そんなときは、ぜひこのレシピでコトコト煮てみてください。

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提供元:ROOMIE

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