プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの栗原陵矢(くりはらりょうや)内野手(28)が突然インスタを“閉鎖”した。その理由として、「違法オンラインカジノ利用」や「不倫、恐喝被害」が取沙汰されているが、実際はどうなのか?
栗原選手のインスタ削除は「違法オンラインカジノ」絡み?ネット憶測
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの栗原陵矢内野手(28)の公式インスタグラムが、25日、突然閲覧できない状態になった。理由は明らかにされておらず、ファンの間で「いきなりインスタ削除って何ごと!?」「カジノ系の不祥事か?」など様々な憶測を呼んでいる。
「プロ野球界でいま一番ホットな不祥事ネタと言えば、やはり海外オンラインカジノ関連です。すでにオリックスの山岡泰輔投手(29)が過去のオンカジ利用で活動自粛に追い込まれており、このまま問題が拡大すれば今年のペナントレースはどの球団も大変なことになるでしょう。栗原のインスタ削除に、ファンがざわつくのも無理はありません」(芸スポ担当編集者)
日本野球機構(NPB)は12球団に対し、選手らの過去のオンラインカジノ利用について調べるよう要請しているが、調査結果の発表は早くとも今週末になる見通し。関係者は固唾を呑んで見守っているという。
ソフトバンク主力選手が「不倫、恐喝被害」の報道も
その一方で、オンラインカジノとは別の“不祥事候補”もある。今、注目されているのは、ジャーナリスト山岡俊介氏が主宰する独立系メディア『アクセスジャーナル・メルマガ版』が報じた「ソフトバンク主力選手が関係する事件」。弊サイト(まぐまぐニュース)では25日夜に配信した。
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詳細は上記の記事をご覧いただきたいが、要約すると次のような騒動となっている。
- ソフトバンクの主力選手と風俗店勤務の女性が不倫関係に
- 主力選手と女性の仲をとりもったのは、東心斎橋のバーで働く男
- 実はこのバーの男は、投資詐欺を手がける危険人物だった
- バーの男は「主力選手も出資している」と女性を投資話に勧誘
- 女性は主力選手に、投資をしてもいいか質問
- 結局、女性は多額の金を騙し取られてしまった。バーの男は返金に応じず
- そこで女性は金を回収するため、別の半グレの男に助けを求めた
- まず半グレの男はバーの男から金を回収しようとしたが、できなかった
- そこで半グレの男は主力選手に目をつけ、「お前の名前が使われた詐欺だ」「俺の女を寝取った」などと脅迫。主力選手に多額の金を支払わせた
これらの経緯を踏まえて前掲の記事は、ソフトバンク主力選手に対する恐喝などの疑いで、半グレの男が警察に逮捕されたことを、『アクセスジャーナル』誌が取材成果として伝えたもの。実は同誌は昨年2月から丸1年にわたってこのネタを追いかけてきた。
『アクセスジャーナル』という媒体名を聞き慣れない読者もいるかと思うが、メディア関係者の間ではよく知られた存在。大手週刊誌に先駆けて特ダネ記事を出すことで知られ、「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」など独自スクープも多数。主宰の山岡氏は元週刊誌記者で『噂の真相』『財界展望』などでも執筆歴があるフリージャーナリストだ。その信頼性は高い。
「主力選手」と「栗原選手」は別人か?不倫は無実の可能性
栗原陵矢が突然インスタを削除した理由について、SNSでは大まかに3つのシナリオが囁かれている。
- オンラインカジノ絡み
- 不倫・恐喝被害絡み(アクセスジャーナル)
- 欲張りセット(1と2のどちらも)
これに関して、芸スポ担当編集者が指摘する。
「『アクセスジャーナル』の記事配信タイミングが偶然、重なったこともあって、『栗原のインスタ削除は不倫が原因らしい』という噂が一部SNSで拡散しているようですね。
ただ、よくよく記事を読んでみると、不倫・恐喝被害にあったとされるソフトバンクの“主力選手”と栗原選手は、恐らくは別人である可能性が高そうです。
その根拠ですが、まず第一に、主力選手は“妻子がいる”と報じられている一方、栗原にはまだお子さんがいないはずだ、という点が指摘できます。
そして第二に、記事内で公開されている選手のイニシャルも“栗原陵矢”とは一致しないのです。
ということは、不倫・恐喝被害にあったソフトバンクの選手は別に存在していて、栗原は他の事情でインスタを非公開にした、ということになります。それが違法カジノ絡みの問題なのかはまだ分かりませんが、可能性は高まったと言えるのではないでしょうか?」(前出の芸スポ担当編集者)
栗原は既婚者だ。モデルの愛甲千笑美さん(33)との結婚を発表したのは2023年11月のことだった。
そのため“妻がいる”のは間違いないのだが、第一子出産は少なくとも公には報告されていない。栗原は『アクセスジャーナル』誌が伝えたソフトバンク“主力選手”の条件に合わないのだ。
栗原にとっての「最悪シナリオ」と「一番マシなシナリオ」
もっとも、栗原陵矢やソフトバンクホークスにとって、「オンラインカジノ」と「不倫・恐喝被害」のどちらがマシか?というと、その判断はなかなか難しい。
先の芸スポ担当編集者が説明する。
「栗原やチームにとって最悪なのは、オンラインカジノであれリアルカジノであれ、野球賭博に関わっていたことが発覚するパターンです。この場合、NPBの野球協約に抵触してしまい、関与度合いによっては球界から永久追放される恐れがあるからです。
ただ、さすがにその可能性は低いと見ています。仮にSNSで噂されているように栗原がオンカジを利用していたとしても、ポーカーなりスロットなりで自分の金を溶かしてしまった、くらいなら、球団内の個別判断によって一定期間の自粛で済む可能性が高い。それ相応のペナルティは受けることになりますが、そこは反省して諦めるしかありませんね。
一方で恐らく別人だとは思うのですが、もし不倫・恐喝被害のほうに栗原が関係していた場合。このケースではまず、オンカジ以上に、奥さんからズタボロに叱られる危険性が高まります。時期的に、結婚直前ないし新婚ほやほやの状態で風俗嬢と不倫をしたことになってしまうため、カジノ利用よりも世間の風当たりは強くなりそうです。とはいえ、不倫はあくまで家庭内の問題。奥さんが許すなら、致命傷にはならないのではないでしょうか。
1つ注意しなければならないのは、この不倫・恐喝被害は、投資詐欺事件でもあるという点です。ソフトバンクの“主力選手”が誰であったとしても、『自分も詐欺に遭って、お金を恐喝された側なんです』という被害者ポジションを絶対死守する必要があります。これが何らかの理由で『選手が投資詐欺の片棒を担いだ』かのような話になってしまうと、とたんに雲行きが怪しくなりますからね。野球賭博よりは幾分マシかもしれませんが、単なるオンカジ利用以上の厳しい処分は避けられないため、これは何としても回避したいところでしょう」(前出の芸スポ担当編集者)
SNSでの憶測どおり、何らかの“やましい過去”があって栗原がインスタを削除したとするなら、「野球賭博には一切関与していない」ことが必須条件になるものの、「オンラインカジノ利用で自粛する」パターンが、本人・チーム・ファン三方よしの一番マシなシナリオかもしれない。あるいは、インスタ削除は単なる気まぐれにすぎず、栗原は正真正銘の潔白という可能性もまだ残されている。
ただその場合、ソフトバンクホークスは『アクセスジャーナル』誌が報じた“主力選手”2名の問題を抱え続けることになる。一連の騒動がいったいどこに着地するのか、こちらも引き続き注目だ。
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