予定と予定の間の数分のスキマ時間。あなたはどう使っていますか?メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者であり、経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭も執る菊原さんは、スキマ時間の使い方でトップ営業と苦戦する営業の差が生まれると語っています。トップ営業スタッフはスキマ時間に何をしているのでしょうか?
トップ営業と苦戦する営業の差は“スキマ時間の使い方”の差である
トップ営業スタッフとお会いした際、いろいろヒアリングさせていただく。
・営業に対する考え方、ポリシー
・どんな行動をしているか?
・朝イチにすることは?
・よく考えことは?
などなど。どれも参考になる。
その質問のひとつに「もし数分のスキマ時間があったら、何をしますか?」ということを聞いている。
今までいろいろなトップ営業スタッフとお会いしたが“スキマ時間を無駄にしている”という人は少ない。
トップ営業スタッフになるか? それとも苦戦する営業スタッフのままなのか? の分かれ道は、忙しい時より“スキマ時間で差がつく”ということ。
これをぜひ知って頂きたい。
どんな営業スタッフでも“この日は充実している”という時は集中できる。
仮に今あなたが契約が取れずスランプだとする。そんな状態でも予定が詰まっていれば、それなりに動けるものだ。
しかしスキマ時間はどうだろう?
例えば
・アポとアポの合間
・移動前のわずかな待ち時間
・会議が始まるまでの時間
などなど3分、5分といった微妙な時間が空く。この時間をほとんどの人は軽視している。
・ヤフーニュースでも見るか
・LINEの返信しよう
・SNSをチェックしようか
といった感じ。この使い方が悪いとは言わない。リラックスの時間として使うのもアリだ。
しかし、できる人はそんなことをしていない。もっと効果的な時間の使い方をしている。その1回の差は微差かもしれないが、積みあがるとすごいことになる。
仮にこのスキマ時間が1日に3回だとする。月に20日働いたとして“ 月に60回、年間で720回”にもなる。
これは最低限の数字なので、スキマ時間は“年間1,000回~2,000回”にはなるだろう。いや、もっと多いかもしれない。
このスキマ時間を何も積み上がらない時間にするか? それとも効果的な時間にするか? これに気づけるかどうかで、今後の結果が大きく変わってくる。
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
ではトップ営業スタッフはこのスキマをどう使っているか?
このようなことをしている。
・見込み客にメールを送る
・次のプレゼン資料の手直しをする
・訪問直後の内容をメモする
・次回アポの確認を入れておく
ほかにも
・スクワットをする
・深呼吸をする
・目をつぶって脳を休める
といったこともある。
どれも1つ1つは「たいしたことじゃない」という感じがする。しかし、これらの行動がこのような結果を生み出す。
・商談のチャンスを得る
・プレゼンの完成度が高まる
・次回訪問への布石が打てる
・ドタキャンが激減する
・体の調子が整いパフォーマンスが上がる
これを1か月、2か月、3か月……と積み重ねたたらどうなるか? ちりも積もれば山となる。すごい差になるのは言うまでもない。
これは執筆にも言える。私にはたくさんの著者仲間がいる。そのなかで“原稿を書くのが早い人”には共通点がある。
その共通点とは“3分、5分でもスキマ時間があったら書く”ということ。これを習慣にしている人は原稿を書くのが早い。もちろん締め切りもしっかりと守る。
逆に、いつも締め切りに追われ苦しんでいる人は「まとまった時間がないと書かない」といったことを言う。
私の知人も「最低でも1時間とれないと書けない」と思い込んでいる。
その時間がなかなか取れないまま、締め切りが迫る。こうして苦しみながら書くことになってしまう。
スキマ時間に少しでも書いておく。この小さな積み重ねは非常に大きい。
誰もが忙しいと思っているし「時間が足りない」と感じている。
しかし、実際にはスキマ時間は意外と存在しているーーー(『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2025年4月18日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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