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広末涼子を絶望させた吉岡里帆との「残酷な差」…佐藤健めぐり確執、CMオファーもすべて奪われ被害妄想?復帰の道険しく

交通事故の後、病院で看護師に暴力を振るい逮捕された広末涼子(44)。16日に釈放されて都内の医療機関に入りましたが、実は一回りも年下の吉岡里帆(32)をライバル視していたとの報道が出ています。広末の“パニック”の裏には、一体どんな感情が渦巻いていたのか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

いまだ“アイドル気分”が抜けない広末涼子

4月7日、静岡県掛川市内の新東名高速道路で追突事故を起こし、その後搬送された病院で、看護師にケガを負わせたとして傷害容疑で逮捕された広末涼子。

16日には、異例とも言われる早朝午前5時56分に釈放され、午前6時20分には迎えのレンタカーに乗り込んで都内の医療機関に入ったことが確認されています。

追突事故を起こした7日当日は、奈良県内で映画撮影後の帰路だったといいますが、『デイリー新潮』は翌日の8日付から、広末の過去から今後に至るまでの記事を立て続けに掲載していました。

最新記事は19日付で、広末が吉岡里帆をライバル視していることや、W不倫からの復帰作となる映画撮影現場でのトラブルなどを紹介しています。

その芸能デスクのコメントによれば、自らのW不倫が原因で無期限の謹慎処分を言い渡された広末は“元所属事務所を見返してやる!”と独立。自分と入れ替わりで移籍してきた吉岡をライバル視していたとのこと。広末の負けん気の強さは知られていることとしても、本当に一回りも年齢が違う吉岡をライバル視していたとしたら、記事にあるように、いまだに“アイドル気質が抜けない”と思われても仕方ないでしょうね。

吉岡里帆に殺到する「CMオファー」に嫉妬か

たしかに、吉岡は移籍後すぐに、大河ドラマやTBSの日曜劇場枠に出演、映画も3本の話題作に出演するなど、女優としての活躍が目覚ましいわけで、お門違いとはいえ“本当は私がやるはずだった仕事なのに…”と、広末が憤慨していることも想像できます。

さらに広末を苛立たせているのが、吉岡に殺到していると言われるCMオファーの数々でしょう。

CMに起用される女性タレントの上位にランキングされる吉岡の陰には、事務所社長直々の意向があり、彼女のために“1社でも多くクライアントを獲ってこい!”と現場に指示が飛んでいるとも言われていますから、“私にはしてくれなかったのに…”と広末のプライドが傷付いたのかもしれませんね。

広末と吉岡、佐藤健をめぐる女の戦い

そんな広末と吉岡について、SNSでは“犬猿の仲”とか、“共演NG”という言葉が踊っていますが、共通するキーワードは“佐藤健”のようです。

2014年3月、『女性セブン』は佐藤のマンションに広末が“不倫お泊り”をしたと報道、その奔放すぎるセンセーショナルな私生活が話題になりました。

そしてその約3年半後、2017年8月にはやはり『女性セブン』が、佐藤のマンションに足繫く通う吉岡をスクープしているのです。

佐藤健に対する2人のドロドロの恋愛感情が、巷では“共演はできないだろう…”という想像を掻き立てているというわけです。(次ページに続く)

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演技力には定評があった広末。なぜ映画撮影でトラブルに?

もうひとつ、記事では、事故当日に撮影していたという映画でのトラブルも報じられています。カットが入るごとに撮影は中断され、口論を繰り返す広末に、「やってられるか!」と監督が降板宣言をした…とも。

これはあくまで私の感想ですが、演技力には定評があり、数々の映画賞を獲得してきた広末が、名前を聞いただけでは代表作品がすぐに思い浮かばないような監督と、トラブルを起こさないわけがないと思うのです。

私はかつて、『奥様は取り扱い注意』や『ミックス。』の現場で広末を見てきましたが、彼女の役作りは驚くほどに繊細で丁寧です。広末ぐらいの女優には、演出家にもそれ相応のキャリアと対応力が求められると思います。

紆余曲折に芸能界を渡り歩いてきた女優と演技論を戦わせ、けんかするぐらい試行錯誤を繰り返し、お互いが納得した上で作品を作っていくには、『青春の蹉跌』という名画を撮った、日本映画界に名を残す神代辰巳監督の助監督を務めた――くらいでは難しかったのではないでしょうか。

光石冨士朗監督は、長い間映画界に身を置き、映画製作に強い意思と情熱を持った方のようです。今回の広末との仕事は、広末の体調の勝手でスケジュールが変更されたり、助監督も離脱するなど、光石監督にとってはかなりの重責があったという話も聞こえてきます。

監督と広末の歩いてきた軌跡が違うだけに、お互いに相容れないところの方が多く、わだかまりが解けないままになってしまったような気がします。

映画『おんおくり』は製作中止が発表され、この映画が地方活性化に繋がると全面協力していた奈良市とその関係者のショックは大きいと言います。

たとえ不起訴でも活動再開へのハードルは高い

さて、気になる広末の今後ですが、看護師にはケガを負わせ、追突した車に同乗していた男性を骨折させ、最悪の場合は傷害罪と過失運転致傷罪に問われることもあるといいます。

しかし看護師も同乗者も処罰感情は強くなく、“寛大な処分”を望んでいるとなれば、その点を検察が十分考慮し、不起訴で終わる可能性もあるでしょう。

いずれにしても、広末涼子という女優・アーティストが、テレビの現場やスクリーンに戻るには、あまりにも大きな過ちをおかしてしまったことに間違いはないと言えるでしょう。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

image by:Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

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