縛られないって、なんて快適なんだ！
わたしは｢靴紐が必要な靴｣をほぼ撤廃しました（今でも残ってるのは、クラシックなドレスシューズくらい）。
靴紐って脱ぎ履きするたびに両手が必要だし、時間かかるし、ほどくときにからまるし、いつのまにかほどけて踏んづけちゃうし……なにかとトラブりがちじゃないですか？
靴紐をリストラする過程でいろんなタイプの｢靴紐を結ばなくていい靴｣を試したので、それぞれのイイところ（ともうちょっとなところ）を紹介していきます。
スリッポン
靴に伸縮性の高い素材を使い、紐なしで足をホールドするタイプ。｢紐のない靴｣と言われて最初にイメージされるのはこれですね。サイドゴアブーツなんかもこのタイプ。
一方、どうしても｢ゆるい｣はき心地になってしまうので、たくさん歩く日には選びたくない。日常使い向けです。
イイところ：
手を使わず脱ぎはきできるのでとにかく楽。
イマイチ：
足のホールド力が弱く、走ったりたくさん歩いたりするシーンでは頼りない。
ダイヤル式
ダイヤルでワイヤーを締めることで靴紐の代わりとするタイプ。｢BoAフィットシステム｣が有名です。
片手でダイヤルを回すだけで開け閉めできるのが便利。ダイヤルを締めずにスリッポンみたいに履いて、ホールド力がほしいときだけ締めるという、スリッポンの上位互換のような使い方もできます。
サイクリングやゴルフ、安全靴などではちょくちょく見かけるしくみなのですが、ランニングシューズなど普段使いしやすい靴ではあまり見られないのが難点。もっと普及すればいいのに。
イイところ：
締め付けを微調整できてフィット感最高。
ダイヤルを締めなくてもスリッポンみたいにはける。
ダイヤルをカチカチするのが楽しい
イマイチ：
普及してないのか、靴の選択肢が少ない。
安い靴がない。
クイックレース
靴紐の一種なんですが、紐を結ぶのではなく、スイッチで開け閉めできる金具で紐を固定するしくみ。
靴紐を締めるときは両手が必要ですが、緩めるのは片手でOK。結ぶ手間がいらず、金具を操作しない限りほどけることもないのでノーマルの靴紐よりぐっと扱いやすくなります。
Amazonなどにふつうの靴紐をこのタイプに置き換えるキットがたくさんあるので、今ある靴を有効利用できます。
いいところ：
靴紐に近いフィット感。
今ある靴に後付けできるので、古い靴を生かせる。
イマイチ：
紐をしめるときはやっぱり両手が必要。
自分の周りを見てみると｢足を締め付けないくらいに靴紐を結んでスリッポンみたいに履く｣ケースをちらほら見ます。それなら、最初から紐を結ばなくていい靴にするとめちゃくちゃ楽ですよ。
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──2024年7月17日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
執筆・撮影：金本太郎／Source: BOA Fit System
ギズモード・ジャパンより転載（2024.03.14公開記事）
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