外出先のiPad作業が「ノートPC並み」にはかどる折りたたみキーボード【これ買ってよかった】

外出先でタブレット端末をPCがわりに作業したい場合に、長年の悩みだったのがキーボード問題。

PC並みの打鍵感を得られなかったり、キーピッチの狭さによる打ちづらさなど、なかなか理想のアイテムに出会えませんでした。

試行錯誤のなかで、店頭のサンプルを試し「これだ！」と感じて購入したのが、3つ折りタイプの折りたたみキーボード「MOBO Keyboard 2」です。

こだわりすぎて、ベストなキーボードに出会えない問題

iPadを完全にPC化するのであれば純正のMagic Keyboardを使えばいいのですが、そのときの作業内容によって持ち歩くデバイスの構成を下記のように変えている筆者の場合は、もう少しこだわる必要がありました。

このうち、外付けのキーボードが必要になるのは、【3】のiPad＋キーボードの構成のときのみ。

そのため、iPadに取り付けるカバー兼用タイプのキーボードではなく、必要なときだけ持ち出せるコンパクトなキーボードで、かつ価格が手頃なものがベストです。

これまでいろいろ試してきたものの、打鍵感や打ち心地に納得のいくものが見つからず……。

こういった課題を解決してくれたのが、「MOBO Keyboard 2」だったのです。

ほぼノンストレスでタイピングできる

触ってみてまず抱いた感想は、「これ、本当に折りたたみキーボード!?」

表面に継ぎ目の出ない構造で、キーピッチも19mmと広め。携帯キーボードにありがちな「キーピッチに合わせて手をすぼめて打つ」必要はなく、普段使っているPCのキーボードに近い感覚でタイピングできます。

キーストロークはやや浅めですが、フレームがアルミ製ということもあり、打ち心地はかなり安定しています。打鍵感としてはMacBookのキーボードに近い印象。

キートップはわずかに凹みがあり、逆L時型のEnterキーが採用されているなど、打ちやすさへのこだわりを感じるつくりになっています。

このほかに、キーボード開閉で自動でオン／オフされる機能や、両サイドの突起を外側に向けて起こすことで安定して設置できる構造、2台のデバイスとのマルチペアリングなども備えています。

どこでも快適な作業環境を実現できる

なお、キーボード自体は日本語JIS配列なのですが、iPadと接続する場合、iPad OS側の制限のために英語US配列キーボードとして作動します。

そのため一部の記号などは、黒背景に白抜きで刻印されているUS配列時のキーを使って入力する必要があります。

これはOS側の問題とのことで仕方のないことのようですが、JIS配列で使えることを期待して購入したので少々残念なポイントでした。

あと、打ちやすさとのトレードオフではありますが、286gと携帯キーボードとしては少々重いのが難点。スタンドとしても使えるハードケースが付属していますが、それを含めると450gを超えてしまいます。

ちなみに筆者は、少しでも軽くするために付属ケースは使わず、布製の袋に入れて持ち歩いています。

キーボードの入力のしやすさは、作業効率に直結する重要な要素なので、妥協したくはありません。場所や状況を問わずいつでもベストな作業環境を実現できることが理想です。

iPad＋キーボードのコンパクトな構成で作業するときにもPC使用時と同レベルの快適な入力ができるようになったことで、そんな理想の作業環境の実現に一歩近づくことができました。

価格も8000円台と、AppleのMagic Keyboardなどに比べるとだいぶお手頃。iPadユーザーで、「キーボード迷子」になっている人には本当におすすめです。

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撮影・執筆: 酒井麻里子

──2023年7月4日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

Source: MOBO, Amazon.co.jp

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