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集英社「100周年」の闇?神保町・靖国通り2棟解体の裏で蠢く“地上げ”疑惑、警官に胸ぐら掴まれる住民も…

前回の記事で集英社の地上げ問題について取り上げていたメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』は今回、ついに集英社によると思われる地上げ物件2棟の解体工事が靖国通り沿いで始まることになったと報じます。事業主は大手不動産会社の日鉄興和不動産ですが、実際の購入者は集英社ではないとされる中、近隣住民の証言や消防署とのやり取りなどから、集英社が裏で動いているとされる根拠を詳細に検証。神保町という「本の街」の景観を巡る、千代田区の容積率上乗せ制度との関連も指摘されています。いま、努力・友情・勝利でおなじみ週刊少年ジャンプを発行する集英社で何が起きているのでしょうか?
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

【関連】創業100周年「集英社」に地上げ疑惑。アスベスト飛散のずさん解体工事に千代田区担当者は「軽いから平気」の放言

集英社の地上げ物件2棟解体、ついに靖国通り沿いで始まる

本紙でこれまで2度報じている大手出版社「集英社」(東京都千代田区)によると思われる神保町の地上げで、新たな動きがあったので追加報道する。

対象地区は、集英社第2本社ビルがある神保町3丁目。同ビルは靖国通り沿いから1つ内側のブロックにあり、靖国通り沿いのブロックへも進出したいと思っているという。

そうしたところ、靖国通り沿いのブロックの裏手の一角で3階建ビルの解体工事が始まったことは4月9日に報じたばかりだが、4月28日、今度は靖国通りに面した9階建ビルと2階建建物(元武道具店)に、解体工事「お知らせ」の表示が出た。

事業主は「日鉄興和不動産」。同社は粗鋼生産国内首位「日本製鉄」(5401。4市場。東京都千代田区)の持分法適用関連会社でもある大手総合不動産会社。

同社は元武道具店建物は2018年5月、9階建ビルの方は2021年7月に地上げ(購入)していた。

集英社は今年8月で創業100周年。これを機に、地上げの動きが加速しているようにも思える。

「先週の火曜日(4月28日)、説明会をしたいというビラと、施工者の名刺が入っていました」(近隣住民)。

表示によれば、解体工事は6月1日から来年3月末まで。

なぜ、解体するだけでこんなに工期が長いのかとも思うが、こちらも問題になった裏手の3階建てビル以上に、2棟共、アスベストが壁以外にも天井、9階建ビルの方は配管まであり、こうした問題になりそうな対処なども含め工期に余裕を持たせているからのようだ。

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なぜ「集英社の地上げ」と疑うのか?

それにしても、この解体する2棟の購入者は集英社ではない。

では、なぜ本紙は集英社と思われるというのか?

現在の集英社第2本社ビルは2005年2月竣工。

その当時も、当初は靖国通り沿いに建てようと思っていたようで地上げ屋が跋扈していたことはこの1回目の記事で述べた。

そうしたことから、近隣住民は近年の地上げも集英社が裏でさせていたと見ている。そのため、昨年9月、今回解体する9階建ビルの方が、日鉄興和購入後、何らメンテせず、結果、歩道に外壁のガレキが落下する事態になった際、管理業者に、「集英社の北畠(元一・人事部長兼集英社不動産部門の「集英社ビジネス」取締役兼務)に、ちゃんと処理するように言って下さい」といったところ、その管理人はその場で携帯電話で連絡。その後、その場でうなだれていたという。

「隠密にやっているのに、そのまま電話されたもんだから、”何、やっているんだ!”と叱責されてのことではないでしょうか」(近隣住民)

それに、その昨年9月の際、消防署の人が来たので、「『集英社にどうするのか言って下さい』といったところ、後日、消防署から『ちゃんと対応しますとのことです』と返事が来ましたから」(同)。

その際、消防署は、わざわざ「集英社から返事が来て」とは言ってないが、こちらが集英社へと言ったのだから、それが間違いなら、どことも言わず、「ちゃんと対応しますとのことです」とは言わないだろう。

それに、9階建ビルの2軒隣の書店では、地上げに反対し、集英社を批判した表示を多数、店の入り口に貼っているが、集英社から抗議を受けたことはないという。

そこには、先程、具体的な名前が出た北畠氏につき、「極悪人」「人事で地上げ反対者を排除」との記載もある。

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住民への威圧と千代田区の制度

なお、昨年9月のガレキが歩道に落下の際、作業員がその落下したガレキをビル敷地内に入れようとしたことに、証拠隠滅を図ろうとしていると見た近隣住民が「なぜ、入れるんですか?」と問うたところ、駆け付けた7〜8名の警官(神田警察署)に囲まれ、その1人に、その住民は胸倉を掴まれ、「何、偉そうなこと言ってんだ」「お前がイチャモン付けているからだろう」と言われ揺すられたという。

この2回目の関連記事の最後に述べたが、千代田区は「本の街」神保町の景観を維持・再生する取り組みとして、靖国通りなど幹線道路沿いを建て替える際、容積率を最大300%上乗せする制度作りを目指している。それは実は集英社など大企業への配慮ということはないのか?

今後も動きがあれば、適時報じて行くつもりだ。(この記事は『アクセスジャーナル・メルマガ版』2026年5月11日号の一部を抜粋したものです。同号の他の記事もお読みになりたい方は初月無料のメルマガご登録をご検討ください。公益性、真実相当性があれば相手が大物政治家でもアウトローでも恐れず報じる『アクセスジャーナル・メルマガ版』はあなたの支援を必要としています)

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image by: Akonnchiroll, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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2003年12月2日、世界有数の億万長者、「武富士」会長(当時)・武井保雄を塀の中に追いやったジャーナリスト・山岡俊介が、政・官・財を始めとするあらゆる“悪”に鋭く切り込みます。

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