クリエイターの発信を後押しする「まぐまぐ」の提供でお届けするラジオ番組『Why So Good?』。番組名の通り、ゲストが「何をやっているか」ではなく「なぜそこに至ったのか」を掘り下げる30分間だ。
今回のスタジオに現れたのは、サンタクロースの衣装に身を包んだ一人の男と、その隣で終始冷静にトークを続けるもう一人の男。二人の肩書きは「さんたま輸出コミュニティ」。個人や小規模事業者でも始められるAmazon輸出の基本から、リサーチ、販促、トラブル対策までを発信するコミュニティだ。
コミュニティを主催するさんたま氏と、そこでメイン講師を務めるムラセサトシ氏。ムラセ氏は知人の紹介で2015年、物販未経験のままAmazon輸出ビジネスを開始し、3年目で月商1,200万円を達成。ここ2年は年末商戦で月商3,600万円を記録したという。そんな二人が語ったのは、「日本の商品はアメリカで売れる」というシンプルな事実と、それを机上の情報で終わらせず自分の目で確かめることの強さだった。
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「輸出なのに英語は喋れません」――それでも回るビジネスの実態
越川:この輸出をするには、例えば言語の壁とか、国内でもメルカリの発送などで結構トラブル対応とかいろいろあると思うんですけども、その辺はなんとか乗り越えられた感じですか。
ムラセサトシ:あの、言語の壁もちろんあるんですけども、逆に私は当時、こういう普通なんか輸出ってなかなかできない、そういったものがあると思うんですけど、それが逆にいいなと思ったんですね。実際言語っていうのは、お客様と喋ったりとかっていう機会、実はこのビジネスほとんどないんですよ。ですので、ネットで翻訳機能を使ったりすれば全然いけちゃいますので、英会話は僕、全然いまだに喋れません。全然いけます。
越川:でもテキストのやりとりだったら、生成AIなんか使うと結構スムーズにいけるかもしれないですよね。それでどれぐらいの実績なんですか?
ムラセ:二年前からですね。年末商戦で、月商3,600万円が最高です。
越川:すごいわ。月商で3,000万円超えてるってことですね。
ムラセ:これはもう、私がというよりはですね、アメリカのAmazonというのは、こういうことができちゃう市場だと。それだけ大きいビジネスチャンスがあるということをお伝えしたいですね。
海外の顧客と直接会話する場面はほとんどなく、翻訳ツールで十分に対応できる――。英語力という、越境ビジネスにおける最大の心理的ハードルを、ムラセ氏は最初にあっさりと崩してみせた。
知人の一言と、本屋でふと目に留まった一冊
越川:これに気づいたきっかけって何かあるんですか?
ムラセ:私が気づいたというよりは、きっかけは知人の紹介だったんですけども、具体的には、共同出演しているさんたまさんが作ったAmazon輸出の教材を見たことでした。当時、僕もそういったものは正直全部詐欺だと思っていたんですけど、知人の紹介だったので、ちょっと聞いてみようかなと。で、見てみたら「あ、全然まともじゃないか」と。それどころか、すごい可能性を感じたんですね。
物販に興味も全くなかったんですけど、たまたま出会ったものが、自分の人生を変えるきっかけになったというか。結果的に、すごく大きな転機になりました。
越川:そもそもその輸出なり、何か副業しようとか、収入を増やそうとか、そういう思いはもともとあったんですか?
ムラセ:それはあったんですけども、当時為替とかFXとかそういったものをやってたんですけど、どうしても投機性があるものですので、大きなビジネスとしてこう食っていこうとなると、やっぱりちょっと次元が変わってくるので。こういった物販というのは、やはり地に足がついたもので、安定性も再現性も高いということで、こっちの方をやることにして、それで稼いでいけばいいかなという感じで、チェンジしました。
越川:深いですね。確かにFXってマクロ経済にすごく影響されやすくて短期的じゃないですか。一方、物販ってあんまり短期的にすぐに反応するというよりも、市場価格ってグローバルで決まってるから、もしかしたらちょっとコントロールしやすい、ビジネスとしてやりやすい部分はあるかもしれないですね。
ムラセ:安定性はやっぱり全然高いですね。
投機性の高いFXから、安定性・再現性のある物販へ。ムラセ氏のキャリアチェンジの背景には、「知人の紹介」と「本屋でのふとした出会い」という、狙って起きたわけではない偶然が重なっていた。
「アメリカのAmazonというのは、こういうことができちゃう市場だと、それだけ大きいビジネスチャンスがあるということをお伝えしたいですね」
今晩からでもできる、たった一つの「確認作業」
越川:その方々にまず一歩やってもらうとしたら、まずはこの米国Amazon販売入門を手に取っていただきたいんですけど、本を購入する以外で何かおすすめのことってありますか?
ムラセ:まずAmazonで皆さん買い物されてると思うんですけど、日本でもそうなんですけど、アメリカでもすごくものが買われてるんですね。その中で日本の商品というものの力っていうのは、よく海外でもアニメだとか、そういうサブカルのものが人気があるよとか、文房具にしてもキッチン用品でも何にしてもすごい品質が良くて、買いに来られる方多いと思うんですけど、そうやって日本の商品ってすごく強いですと。実際に目で確認していただいて、こういうのあるよな、これ売れそうだなとか、やっぱり人気あるよなという確認をして、実感をしていただくっていうのがまずいいかなと思うんですね。
越川:ちょっと基本的なことなんですけど、Amazonのアメリカマーケットを見に行くためには、Amazonアカウントはアメリカ用のやつを作んなきゃいけないんですか?
ムラセ:はい、それは作らないといけない。
越川:そうですか。じゃあまずはそのアカウントをAmazon.co.jpじゃなくてAmazon.comの方で作ってもらって、日本の商品がどれぐらいいくらで売れてるかっていうのを確認するのは、もう今晩からもすぐできそうですね。
ムラセサトシ:できますね。はい。個人輸入なんかもできちゃいますからね。
上條:意外とハードルは低いと思っていいんですかね。
ムラセサトシ:はい。あの、やってみたら、頭で思ってるよりは実際やってみたら、あれ、こんなものなの?っていう。そういう実感だと思います。
越川:国内だとメルカリとかヤフオクみたいなやつがすごく流行ってますけど、感覚的には同じような感じですか?
ムラセ:日本で皆さんAmazonでお買い物されてると思うんですけど、もうほとんど同じ形で。言葉の壁も先ほどの翻訳とかブラウザであれば、本当になんか日本のAmazonで買い物と一緒みたいな感じですよね。
「まずAmazon.comのアカウントを作って、日本の商品がいくらで売られているか見てみる」。ムラセ氏が繰り返し強調したのは、本を読む前に、自分の目で一次情報に触れることの大切さだった。誰かの成功談を聞いて納得するのではなく、まず自分のスマートフォンでAmazon.comを開いてみる。そのひと手間だけで、「日本の商品はアメリカで売れる」という言葉が、抽象的なキャッチコピーから具体的な実感に変わっていく。
「頭で思ってるよりは実際やってみたら、あれ、こんなものなの?っていう。そういう実感ですと思います」
文房具、トレーディングカード――「日本製」という付加価値の中身
越川:あのよく見ると日本のAmazon、Amazon Co. jpでも個人出店されてる方とか、中堅中小の小売店の方がAmazonというプラットフォームを使って売ってるっていう方、結構な比率でいますよね。
上條:言われてみれば。販売元みたいなところですよね。
越川:あとはね、僕の本の在庫がなくて、本屋さんに売れてない時に、僕の本を3倍で売ってる個人の人とかいてですね。そういう結局、いわゆるデマンドとサプライのギャップが価格になるから、日本のものが欲しいんだけど、アメリカで購入することができない。地理的なギャップ、価格のギャップ、入手困難性が実は儲けにつながるっていう。
ムラセ:まさにおっしゃるとおりですね。
越川:でもね、ちょっと思い当たるのが、僕もまさにAmazonの本社の近くのシアトルに住んでた時あるんですけど、その時お土産で持ってくるんですよ。一番受けるのがキティちゃんのキットカットなんですね。さすがに食べ物の出品はできないと思うんですけど。あとは手拭い、文房具。文房具の豊富さって世界中ですごく。ホチキスとかめちゃくちゃ喜ばれました。
上條:確かにこう細かいところまで手が届くというか、そういう日本の製品たくさんありそうですよね。
越川:結構なんか今最近でヒットしてるカテゴリーとか、日本のものが受けてるみたいなものってあるんですか?
ムラセ:一番人気だとトレーディングカード。ワンピース。めちゃめちゃ。
上條:そうなんですか。
越川:海外の人がわざわざポケモン買いに行くんですよね、ポケモンカード。
ムラセ:細かい話なんですけど、日本製とアメリカ製って紙がちょっと違うんですよ。
越川:そうなんですか。じゃあ日本の方が価値が高い。
ムラセ:そうですね。だからコレクターの方はそれをわかってるんで、わざわざ日本のものを買うっていう方が。
越川:本場ですもんね。
上條:でもそれを聞くと、結構何でも売れるっていうと語弊があるかもしれないですが、ジャンルレスなんですね。
サブカルチャーから日用品、そしてトレーディングカードの「紙質の違い」まで。日本製というだけで価値が生まれるカテゴリーは、想像以上に幅広い。
段ボールが少々へこんでいても平気――アメリカ流の「大らかさ」
越川:それを例えば進める時に、トラブル対応とかもゼロではないと思うんですけど、ご自身で取引をされる時の、これだけはやる、これだけはやらないみたいなマイルールってあります?
ムラセ:そうですね、やっぱりアメリカのルールっていうのはありますので、法律だとかそういったのは個人で調べるのは難しいんですけど、そういうのを頭に入れておかないと、やはりちょっと難しい点があります。
越川:なんかちょっと文化の壁を越えなきゃいけないみたいなのあります?例えば日本人の方って、発送の段ボールがちょっとへこんでるだけでも結構クレームになったりするじゃないですか。そういうのって、アメリカの方はなんか。
ムラセ:アメリカ人はその辺大らかですね。そもそも、なんか次の日に届かなかったらクレームを入れるような人いないですから。普通に1週間かかって当たり前っていうのが。
越川:だったらアメリカのAmazonに出品する方が精神的にも楽ですね。いや、確かに、配達員が物を庭に投げて配達するような国の一つがアメリカですからね。じゃあハードルは低い。でも意外と必要とされるものがたくさんあって、結構レッドオーシャンどころかブルーオーシャンで、皆さんもなんかちょっとチャレンジできそうな感じですね。
ムラセ:皆さんやっぱりご存知ない、そんなことできるのって。さっき最初に言いましたけど、そこが多いので参入者が少ないんですね。ライバルが少ないと。
配送クレームへの感覚差という、地味だが実務上は大きい「文化の壁」。それすらも、日本流の完璧主義を手放せば追い風になる、というのがムラセ氏の実感だ。
副業に必要なのは、才能より「いらない時間を削る」覚悟
越川:でも一方でライバルは少ない。面白そうだって。その勉強会に行った時に学んだ時に、ちょっとその越えなきゃいけないハードル、例えばこのAmazonの輸出をやるために何かやめたことってあるんじゃないかなと思うんですけど。
ムラセ:これはですね、Amazonをやるからってわけではなく、副業をやるっていうことなので、その自分の時間、いらない時間を削るとか、それって多分本気でやるかどうかの違いだとは思うんですけど。
越川:なるほど。確かになんかダラダラSNS見るとかだったら、絶対この輸出ビジネスの勉強とか、その処理に時間を回した方がいいってことですもんね。
ムラセ:そうですね。
越川:いや、もう副業といえば上條さん。何個やってます?副業。
上條:そうですね、5つくらいの柱を持ってやらせてもらってます。
越川:5つやるために、やっぱり時間の管理って大変ですか?
上條:そうですね。でもなんか私の場合はどれも割と似てるところはあるなみたいな感覚。重なり合っているので。アナウンサーの場合は声と言葉が主軸になってくるしとか、なんかそういう自分の中でのコントロールはあるんですけど、そんなにハードル高くなくやってます。
越川:でもこれなんかまあ当たり前になるでしょうね。一つの会社に同じ仕事をずっとやる人なんて多分今後出ないと思うので、少しずつ軸足を一つにして、例えばコミュニケーションが得意とか、見聞きができるみたいな軸足で、日本だけじゃなくて海外に出ていくっていうのは今後もすごくニーズがあるんじゃないかなと思うんですけども、今後何かこういうことをやってみたいみたいなことはありますか?
ムラセ:今回、書籍を出していただいたんですけども、皆さんにやっぱりこのビジネスを知っていただきたい。知っていただいた方が実績を出されて、私のように皆さんに伝えたりとか、その学びたいという方に教える、そういったことをですね、数をどんどん増やしてですね、このビジネスをもっともっと盛り上げていきたいなと。
「自分の時間、いらない時間を削るとか、それって多分本気でやるかどうかの違いだとは思うんですけど」
派手なテクニックの話ではなく、「時間の使い方を変える」という地味だが本質的な話。だからこそ、番組タイトルの「Why」に通じる説得力がある。
サンタクロースの正体は、10年選手の“師匠”だった
越川:それでいよいよさんたまさんの発言機会が来ました。今すごいヒゲを蓄えられていて、マイクにぶつからないようにすごく気を使っていただけてるんですけど、ちょっとコミュニティの中身、どんな頻度でどんなことをやってるかって教えてもらっていいですか?
さんたま:はい、ありがとうございます。結構こういったコミュニティって、なんかノウハウ的なところだけを渡してはい終わりみたいなところも結構あったりするんですよ。私自身がですね、ムラセの一応師匠でもあるんですけれども、私自身が2013年から副業としてこのビジネスに取り組んで。
越川:早いですね、2013年は。
上條:もう10年以上前ですね。
さんたま:まあ私、世代的に氷河期世代って言われる世代なんですが、いい会社に入れればあとはもう安定してやっていけるだろうと思ってたら、そんな時代じゃなかったっていうのが現状で。そういうことに気がついて、2013年からこのビジネスを始めましたと。というところから、実際、自分と同じように悩んでる方が非常に多いだろうなというところから、このサポートも始めたんですね。
現在、さんたま輸出コミュニティに入ると受けられるサポートとして、さんたま氏は次の4つを挙げた。
- 格安な国際物流サービス
- 商品の卸売サービス
- 独自開発のAIリサーチツールの利用
- 10年以上にわたるノウハウの提供(メイン講師はムラセサトシ氏)
越川:それどれぐらいの頻度でやられてるんですか?オンラインでやることが多いですか。
さんたま:月一回、必ず対面でのセミナーをやる。それからオンラインでのセミナーも一回は必ずやると。で、プラスアルファでわかんないところは随時質問投げてもらえれば返していくみたいな感じでやらせていただいてます。
越川:すごいなんかもう冷静に話していただいてるんですけど、サンタクロースの格好されてるんで。
上條:今また気づきました、私も。
越川:だからもうプレゼントは煙突の中に投げ込むんじゃなくて、そのしっかりとしたサポートであったり、ノウハウを提供するっていう、もうリアルサンタクロースですね。
10年以上前から自ら現場で稼ぎ続け、同じ悩みを持つ人のためにサポートを始めた――。サンタクロースの衣装の下にあったのは、地に足のついた「師匠」としての顔だった。
一斉募集はしない。「皆さんのため」というブレない方針
越川:じゃあこの聞いてる方がちょっと興味ある方は、さんたま輸出コミュニティ検索すればすぐにコミュニティに入れる感じですか?
さんたま:あ、えっと、それはちょっとおいおいタイミングを見ながらという感じはあります。
越川:のべつまくなしに広げていくってよりも、まずはそのコミュニティを温めて、いずれは広げていく可能性もあるってことですかね。
さんたま:そうですね。結局いっぺんに大量に、大勢の方に入っていただくと、サポートが回らなくなってしまうんですよ。
上條:皆さんのことを考えてのってことですよね。
さんたま:はい、そのつもりで。
越川:じゃあそのノウハウを、今ちょっと入会ができないんであれば、手っ取り早いのはお近くの本屋さんに行って、この米国Amazon販売入門を買うっていう。スタジオ内の方がみんな笑顔になる素晴らしい本ですので、ぜひ手に取っていただければと思います。いやもうね、個人的にはすごく興味関心が高いんですけども、もうちょっと興味のある方はぜひ本を手に取っていただければというふうに思います。ということで、ムラセさん、さんたまさん、ありがとうございました。
さんたま:ありがとうございました。
越川:ありがとうございました。
サポート品質を守るために、あえて門戸を広げすぎない。急拡大よりも「今いる人たちへの責任」を優先する姿勢は、派手な集客ノウハウとは対照的な、もう一つの「Why」だった。
コミュニティに今すぐ入れなくても、本屋に行けば今日から始められることがある。ムラセ氏と、氷河期世代を生き抜いてきた師匠・さんたま氏。立場も語り口も違う二人が最後に指し示した一歩目は、驚くほどシンプルだった。「まず本を手に取る」。それだけで、日本の商品がアメリカで売れるという“一次情報”への扉は開いている。
さんたま輸出コミュニティのメルマガはこちら(https://www.mag2.com/m/0001699918)
番組概要
- 番組名:Why So Good?
- 放送局:interfm
- 放送日時:毎週木曜25:00~25:30
- 出演:越川慎司氏(株式会社クロスリバー 代表取締役)
上條美沙子氏 - ゲスト出演:ムラセサトシ氏・さんたま氏
- プロデューサー:エダコDX
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※本記事は、トーク番組「Why So Good?」の放送内容をもとに再構成したものです