プロミスの審査基準は厳しい?審査通過率と落ちる場合の理由を解説

2025.05.09
by MAG2NEWS編集部G
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「プロミスの審査は厳しい?甘い?」「申し込んでも審査に落ちたらどうしよう…」そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

プロミスをはじめとする大手消費者金融では、申込者の返済能力や信用情報をしっかりチェックするため、審査通過率は約30〜40%程度にとどまっています。しかし、あらかじめ審査基準や落ちやすい原因を理解しておけば、通過の可能性を高める対策も可能です。

この記事では、プロミスの審査基準や審査に通らない場合の主な理由、そしてスムーズに審査を通過するためのポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。

プロミスの審査は厳しい?甘い?

社名 審査通過率
アコム 41.7%
アイフル 36.7%
プロミス 36.2%
レイク 24.2%

※各社の公開データを基に2024年度の平均審査通過率を算出

プロミスの審査通過率は36%前後です。大手消費者金融の中でも比較的高めですが、決して「誰でも通る」というレベルではありません。

「審査通過率が高い=審査が甘い」というわけではなく、プロミスを含め大手のカードローンで“甘い審査”というものは存在しないと考えましょう。各社とも法律に則り返済能力を厳格にチェックしているため、必要な基準を満たさなければ審査通過は難しいのがリアルな現状です。

プロミスの審査基準

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プロミスに限らずカードローンの審査基準は各社非公開ですが、一般的には下記のような項目を総合評価して審査が行われます。

  • 個人属性
  • 収入の安定性
  • 信用情報
  • 他社の借入状況
  • 申込内容の整合性

個人属性

個人属性とは、申込者の基本的なプロフィール情報のことで、勤務先や職種・雇用形態・勤続年数・年収・居住形態・居住年数・家族構成などが含まれます。これらはその人の生活基盤や安定性を示す指標の1つとして審査に使われます。

金融機関はお金を貸す際に「この人に継続的な返済能力があるか」を判断する必要があり、職業や収入、勤続年数といった個人属性は審査で重要なポイントになります。例えば、正社員で勤続年数が長く年収も安定している人は「返済能力が高い」と判断されやすく、逆にアルバイトで勤続が短い場合などは返済能力の評価が低くなりがちです。

プロミス公式でも個人属性の評価が低いと審査に通りにくいとされており、特に年収・職業・勤続年数・雇用形態は返済能力に直結するため重視されています。また居住形態に関しては、長年同じ所に居住している人の方が定住性が高く評価される傾向があります。

収入の安定性

プロミスの審査で特に重要なのが収入の安定性です。毎月コンスタントに収入があること、つまり継続的で安定した収入があることが審査通過の大前提になります。

なお、お金を貸す側にとって重要なのは収入量ではなく、安定性です。極端に言えば、高収入であっても収入が不規則に変動する人より、収入額は平均的でも毎月安定して給与を得ている人の方が信用力が高く評価されます。実際プロミスを含む消費者金融では、「継続的に安定した収入があること」が申込の基本条件となっています。

ゆえに自営業・フリーランスで月々の売上が大きく変動する人や、就職・転職したばかりで勤続が短い人は「収入が安定していない」と審査が不利になります。逆に、アルバイトでも毎月決まった収入が継続して入っている人であれば、正社員でなくても安定収入と評価され審査に通る可能性があります。

信用情報

信用情報とは、クレジットカードやローンの利用履歴を記録した個人情報のことであり、審査では過去の金融取引履歴に問題がないかを確認します。

信用情報の確認は、申込者の返済能力を調査するため法律上義務付けられていることであり、プロミスの審査でも申込者の信用情報を必ず照会します。この際、過去に延滞・滞納・債務整理などの事故情報があると「返済能力に問題がある」と判断される可能性が高く、審査で不利に働きます。

具体的には、2ヶ月以上の長期延滞履歴や自己破産・任意整理といった債務整理の履歴があると、それが信用情報機関に「事故情報」として記録されます。こうした事故情報が残っている間(5〜10年程度)は、プロミスのみならず銀行ローンや他社カードローンでも審査通過は非常に厳しくなります。

他社の借入状況

他社からの借入状況もプロミスの審査で必ずチェックされます。

貸金業法の「総量規制」において、貸金業者は利用者の年収の1/3を超える貸付をしてはならないと定められており、プロミスでも信用情報機関を通じて他社での借入件数・残高を確認し、今回の申込額と合算して年収の1/3以内に収まっているかを必ず確認します。

ゆえに既に他社で多額の借入があれば、プロミス側で新たな貸付は法律上できませんし、借入額が規制ギリギリに近い場合も返済能力の観点から慎重に判断されます。

申込内容の整合性

申込内容の整合性とは、申込内容に矛盾や不備がないか、事実と相違がないかということです。

プロミスの審査では、申込者が申告した情報(氏名・住所・勤務先・年収・他社借入額など)を元に各種確認が行われますが、その際に申込内容に誤りや虚偽があると審査に大きな悪影響が出ます。 特に重要事項に虚偽があると信用を失い、審査通過はほぼ不可能になります。

例えば、年収を実際より高く申告したり、他社での借入があるのに「借入なし」と偽ったりしても、信用情報の参照や提出書類ですぐにバレてしまいます。仮に虚偽の申告で運よく審査に通っても、契約後に発覚すれば強制解約や一括返済を求められる可能性もあるため、申告内容は正しく行いましょう。

プロミスの審査に通らない理由

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上記で説明した審査基準を踏まえると、プロミスの審査に落ちる典型的な理由も見えてきます。

ここでは下記、審査に通らない主な原因を解説します。

  • 安定した収入がない
  • 多重債務者である
  • 借入総額が年収の1/3を超えている
  • 短期間で多重申し込みをしている
  • 信用情報に問題がある
  • 申込内容に不備や虚偽がある
  • 業務形態と勤続年数に問題がある

安定した収入がない

収入が安定していないことは、プロミスの審査に落ちる大きな原因の一つです。

前述の通り、カードローン審査では収入の多寡以上に安定性が重視されます。収入が途切れがちだったり、毎月金額が大きく変動する場合は、継続的に返済していけるか疑問視され、審査で不利になります。

具体的には、繁忙期と閑散期で収入差の大きい業種(季節労働 等)、歩合制で月収が読みにくい仕事をしている場合など、いくら同世代平均並みの年収でも不安定だと判断されがちです。また勤続年数が極端に短い場合も「現状の収入が続くのか評価しにくい」と審査にマイナス影響する傾向にあります。

多重債務者である

複数の金融機関から借入がある多重債務の状態だと、プロミスの審査には通りにくくなります。

多重債務者は債務過多に陥るリスクが高く、プロミスに限らず各金融機関で嫌煙される存在です。プロミス公式でも他社からの借入額が多いと審査通過が難しくなることが明言されており、実際「多重債務が原因で審査落ちした」という口コミは珍しくありません。

多重債務者はまず借入の整理を行うべきです。可能であればおまとめローン等で件数を減らすか、一部完済して借入残高を減らしてから新規申し込みする方が賢明と言えます。

借入総額が年収の1/3を超えている

申込金額および他社借入の合計が年収の1/3を超えている場合、プロミスの審査には通りません。

これは前述した総量規制による法律上の制限であり、仮に信用情報や個人属性に問題がない場合でも、希望額がオーバーしていれば例外なく審査落ちとなります。

総量規制は法律で定められた絶対的な基準ですので、自分の年収に対して無理のない金額で申し込むことを念頭に置きましょう。なお、借入希望額は年収の1/3ギリギリでも申し込み自体はできますが、多少余裕のある金額で申し込む方が審査では有利に働きます。

短期間で多重申し込みをしている

短期間に複数の貸金業者へ申し込みを行っている。いわゆる「申込ブラック」と呼ばれる状態であると、プロミスの審査では不利になります。

ローンやクレジットの申込履歴は信用情報機関に「申込情報」として記録されており、短期間に複数の申込履歴があれば、プロミス側も「債務過多になるリスクがある」「他社で連続して審査落ちしている=何らかの問題を抱えている」と疑い、返済能力に不安があると判断しかねません。

こちらについてもプロミス公式では「短期間に多数の申込をするのはかえって審査落ちの理由になる」と注意喚起しており、実際に「数撃てば当たる」と一度に複数社へ申し込んだ結果、全滅するケースはよくあるパターンです。

申し込みは一社ずつ慎重に行うのが鉄則です。万が一プロミスの審査に落ちてしまった場合でも、焦って立て続けに他社へ申し込むと同様の事態を招きます。最低でも6ヶ月ほど間隔を空けてから、再チャレンジするのが理想です。

信用情報に問題がある

信用情報に事故情報など重大な問題が登録されている場合、プロミスの審査にはまず通りません。

既に述べたように、信用情報における金融事故(長期延滞・代位弁済・債務整理・強制解約など)は「返済能力に重大な問題あり」と見なされます。こうした事故情報は信用情報機関に一定期間(5〜10年程度)保存されるため、期間内はプロミスに限らず新規融資はまず不可能と言えます。

心当たりのある方は、まず信用情報機関(JICCやCIC)に情報開示を請求し、どのタイミングなら再度申し込めるか確認しましょう。なお、いくらお金に困っているとはいえ、間違っても条件の緩い高利貸しの悪徳金融会社(闇金)は利用しないことが重要です。

申込内容に不備や虚偽がある

申込内容に不備や虚偽があった場合も、プロミスの審査には通りません。

審査では申込書の情報をもとに、本人確認書類や収入証明、信用情報などを照合していきます。この際、申込情報と実際の情報に整合性が取れない場合は審査担当者の心証は一気に悪くなります。

虚偽の申告については言うまでもありませんが、例えば住所の番地抜けや勤務先電話番号の誤記入があると、本人確認や在籍確認ができず審査保留・否決となるケースもあり得ます。実際「申込書の書き間違いを指摘され、再提出しているうちに時間がかかって否決された」という声もあるため注意しましょう。

申込内容は正確に記入することが基本中の基本。プロミスに申し込む際は入力内容の確認はもちろん、誤字脱字や書き忘れがないかも併せてチェックしましょう。

業務形態と勤続年数に問題がある

仕事の雇用形態や勤続年数に問題がある場合も、プロミスの審査では不利になります。

収入の安定性とも関連しますが、雇用形態(正社員・契約社員・派遣・アルバイト・自営業など)と勤続年数は「今後も安定収入が続くか」を推し量る材料です。必ずしも正社員でなければ通らないわけではありませんが、勤続年数が極端に短いと評価が下がる傾向は過去事例からもあるようです。

審査において、勤続年数は長いに越したことはありません。したがって、可能であれば最低でも半年〜1年勤務してから申し込むのが理想と言えます。

プロミスの審査で必要なもの

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プロミスに申し込む際には、主に下記の書類が必要になります。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書

本人確認書類

プロミスの申し込みでは必ず本人確認書類の提出が求められます。本人確認書類として、以下のうちいずれか1点を提出します

  • 運転免許証(公安委員会発行のもの)
  • マイナンバーカード(個人番号の見えない表面だけ提出)
  • 健康保険証(住所地の記載があるもの)
  • パスポート(2020年2月以降発行のものは住所記載欄がないため注意)

この他、場合によっては住民票の写しや公共料金領収書など、補助書類の提出が必要になることもあります。例えば、本人確認書類に現住所の記載が無い場合、引っ越し直後で書類の住所と現住所が一致しない場合などが当てはまります。

収入証明書

収入証明書類は、申込条件によって提出が必要になる書類です。貸金業法では以下のどちらかに該当する場合、収入証明書類の提出が義務付けられています。

プロミスからの希望借入額が50万円を超える場合
他社借入分とプロミス希望額の合計が100万円を超える場合

プロミスでも上記に当てはまる申込では収入証明の提出が必要です。具体的に収入証明書類として利用できるものは以下の通りです。

  • 源泉徴収票(会社員の方は毎年もらう、前年の所得を証明する書類)
  • 給与明細書(直近1~2ヶ月分+賞与明細書など)
  • 所得証明書(自治体が発行する課税証明書など前年収入が記載されたもの)
  • 住民税課税決定通知書(毎年役所から届く住民税の決定通知)
  • 確定申告書(自営業者やフリーランスの場合は直近の確定申告書控え)

なお、貸金業法に該当しない希望額であれば収入証明書の提出義務はありませんが、プロミスが独自に必要と判断した場合には法律の条件未満でも収入証明を求められることがあります。例えば、勤続年数が短く収入を裏付けたいケース、申告内容の確認のために提出をお願いされるケースです。その際は素直に提出しましょう。

プロミスの審査の流れ

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ここでは、プロミスに申し込んでから実際にお金を借りるまでの一連の流れを説明します。プロミスは申込から借入までWeb完結も可能で、スピーディかつシンプルな手続きが特徴です。

  • 申し込み
  • 審査&結果通知
  • 契約
  • 借入

申し込み

プロミスではインターネット・自動契約機・電話から申し込みが可能です。

申し込み時には、氏名・生年月日・住所・連絡先・勤務先情報・年収・他社借入状況といった項目を入力します。なお、ここでの入力内容がそのまま審査資料となるため正確に入力しましょう。

加えて、本人確認書類の画像提出も申し込み時または直後に行います。収入証明書類が必要な場合は後ほど提出となりますが、スムーズに審査を進めるため申し込み段階でアップロードしておくと良いでしょう。

審査&結果通知

申し込みが完了すると、プロミスによる審査が行われます。審査では、登録された申込内容をもとに信用情報の照会や在籍確認など各種チェックが進められます。申込状況や時間帯にもよりますが、審査は早ければ最短30分ほどで完了する場合もあります。

審査が終わると結果が通知されますが、申し込み方法によって通知方法が異なります。インターネット申込の場合はメールやプロミスのマイページ上の審査結果画面、自動契約機なら画面または備え付けの電話、電話申込ならその場で口頭回答されます。

審査に通過した場合は「ご融資可能額○○万円でご契約できます」といった内容が知らされ、次の契約手続きへ進みます。この際、希望額より減額で契約提案される場合がありますが、その場合はその範囲内で契約することになります。提示額に納得すれば契約手続きに進みましょう。

契約

審査に通過したら、契約手続きを行います。

インターネットで契約する場合、審査通過の案内に沿ってWeb上で契約同意を行います。具体的には、プロミスからメール等で案内された契約内容を確認し、必要書類の提出がまだの場合はこの時点でアップロードします。その後、契約内容に同意すれば契約完了です。

自動契約機で契約する場合は、審査通過後そのまま機械で契約処理を行います。画面に表示される契約内容を確認し、問題なければ契約書類が出力されますので署名等して提出します。契約機にはスキャナがあり、本人確認書類や収入証明もその場で読み取らせて提出可能です。

電話申込で審査通過した場合は、郵送契約か来店契約となります。郵送契約では契約書類が自宅に送られてきて署名捺印の上返送し、カードが後日送付されます。店舗窓口で契約する場合は、営業時間内に来店して書類記入・提出を行います。

その他、契約時にはローンカードの受け取り方法も決まります。Web完結を選べばカードレスで口座振込による借入が可能。カードが必要な場合は、自動契約機でその場で発行・受取、あるいは後日郵送で受け取りになります。

借入

契約が完了すると、借入可能になります。なお、入金方法は主に「銀行振込」「ローンカードによる現金引き出し」の2つです。

銀行振込の場合、契約時に登録した銀行口座へ、希望金額が振り込まれます。平日14時までの契約完了であれば当日中に振り込まれるケースが多いですが、土日祝でもモアタイム対応の銀行なら時間外や休日でも即時振込が可能です。

ローンカードによる現金引き出しの場合、発行されたプロミスのローンカードを使ってATMから現金を引き出します。プロミスの自社ATMなら手数料無料、提携ATM(銀行ATMやコンビニATM)でも所定の手数料で利用可能です。

まとめ

A,Man,Uses,Phone,To,Check,The,Status,Of,His

プロミスの審査はごく一般的なものであり、条件を満たし信頼できる申込者であると示せれば通過は十分可能です。

プロミスに限らず、各金融機関は「貸してはいけない人に貸さない」ために審査を行っていますので、自身の状況を客観視しつつ健全に利用しましょう。無事に審査をクリアした後も計画的に利用し、信用を築いていくことが大切です。

最後に、万一プロミスの審査に落ちてしまった場合でも落胆する必要はありません。今回確認した理由を踏まえて状況を改善すれば、時間をおいて再チャレンジできるチャンスがあります。カードローンは適切に使えば便利なサービスですから、審査基準を正しく理解した上で賢く活用していきましょう。

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