まぜる?まぜない?もっとも身体にイイ、正しいヨーグルトの食べ方

2016.02.01
by Mocosuku
2016012629790-800x450.jpg
 

健康や美容のためにと、毎日ヨーグルトを食べている人が増えています。とはいえ、食べ方は人によって千差万別です。そこでここでは、身体にいいヨーグルトの食べ方の目安をご紹介します。

身体にいいヨーグルトの食べ方って?

便秘改善には「朝食後」が効果的

便秘の改善には、規則的なリズムを作ることが大切。朝に腸を刺激することが規則的なリズムを刻む基本となります。また、朝食後に摂ることで、乳酸菌は胃酸の影響が少なく腸を刺激することができ、ベストなタイミングと言えるでしょう。

美肌作りには「夕食前」

日本人が不足しがちなカルシウムには、寝ている間に肌や骨の修復を助ける働きがあります。また、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑制する働きもあります。リンやシュウ酸、塩分など、食品によく含まれている栄養素はカルシウムの吸収率を下げてしまうことがあるため、美肌を考えるならヨーグルトは夕食前に食べるのがオススメです。

上澄み液は捨てずによく混ぜる

ヨーグルトを開けると上澄み液が分離していることがあります。なかにはこの上澄みを捨ててしまっている人もいるでしょう。これは「ホエイ」と言い、水溶性のタンパク質や乳糖、水溶性ビタミン、ミネラルが多く含まれています。低カロリー・低脂肪で、たんぱく質の中でも吸収率が高いため、効率的に丈夫な筋肉や骨を作ってくれます。また、ホエイに含まれるβラクトグロブリン・αラクトアルブミンは、鎮痛、抗ストレスに働くと言われています。たくさんのうれしい効果が期待できる上澄み液は、捨てずによく混ぜて食べましょう。

ヨーグルトの適量は?

コンビニで売っているヨーグルト1個は100g、大きなパックは400~450g程度です。腸内環境の変化を感じるためには最低でも100gは摂る必要があるという報告があります。身体にうれしい効果が期待できるヨーグルトですが、摂りすぎは栄養バランスを乱してしまいますので、1日の目安は200g程度です。

ヨーグルトを食べたらすぐに身体が変わるわけではありません。腸内環境やお肌などの身体に変化を感じるにはある程度の期間が必要です。身体の変化を振り返りながら、食べる時間や量を調節しながらヨーグルト生活を続けていきましょう。

執筆:山本ともよ(管理栄養士)

print
いま読まれてます

記事提供:Mocosuku

  • まぜる?まぜない?もっとも身体にイイ、正しいヨーグルトの食べ方
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け