【日本のハワイ】国内でもっとも早く菜の花が咲く!鹿児島県指宿市旅行記

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家族で九州ダイナミック 鹿児島県指宿市

『大原さんちの九州ダイナミック』というメルマガで、長崎県の佐世保市から毎週情報をお届けしている大原家ですが、今回からはこちらでも私たちが訪れた”九州のよか処”をご紹介していきます。

初回は日本でもっとも早く菜の花が咲く鹿児島県指宿市をご案内です。薩摩半島の南端に位置する「日本のハワイ」を自称する指宿、地図で見ると錦江湾の左側、桜島とつながっていないほうの半島の先端といえばわかりやすいかもしれません。

年間平均気温18℃という暖かな気候を活かし、日本で一番早咲きの花を観光誘客に繋げよう――、ということで30年ほど前から植えられはじめたという菜の花。12月下旬から2月にかけて、街はやさしく、そして眩しい黄色に彩られます。

西大山駅

西大山駅

そんな菜の花と別名「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳のコラボレーションを楽しもうとまず訪ねたのは、JR最南端の駅、西大山。天候にも恵まれたこの日は、南国ブルーの空をバックに黄色い絨毯の上にどっしりと構える開聞岳の姿が荘厳ですらありました。枕崎方面へと続く線路が旅情を誘います。

菜の花色のポスト

菜の花色のポスト

駅の脇には「幸せを届ける黄色いポスト」なるものが。目の前にある観光案内所で話を伺うと、こちらで葉書と切手を購入し、普段は言葉にしづらい思いを綴り投函する観光客が多い、とのことでした。たしかにこの景色、人を素直にさせる力があるようにも思えてしまいます。

池田湖畔より開聞岳をのぞむ

池田湖畔より開聞岳を望む

続いて向かったのは、西大山駅から車で15分ほど、九州最大の湖・池田湖。100万本の菜の花が出迎えてくれました。湖面が照り返す陽光と相まって、一足先に早春の趣を見せています。ここから望む開聞岳も、また絶景。まるで一幅の画を見ているような錯覚にすらとらわれます。ちなみに我が家の二人の子どもはやんちゃ盛りの小学生ですが、この風景に息をのみ、そして見入っていました。西大山駅も含め、子連れでも充分楽しめるスポットとして自信を持っておすすめできます。

砂蒸し温泉

砂蒸し温泉

沿道に咲き誇る菜の花を楽しみつつたどり着いた温泉街でお約束の砂蒸し風呂に家族で埋まり、指宿を巡る旅は終了。浴衣を着たままでの10分ほどの”入砂”は思った以上に心地よく、うっかり眠ってしまった私の夢の中には妖怪砂掛け婆が登場するというオチがつきました。

池田湖に住むという謎の生物・イッシーの像

池田湖に住むという謎の生物・イッシーの像

鹿児島中央駅まで九州新幹線を使えば博多から1時間半。そこからレンタカーでこれまた1時間半。九州の入り口からたった3時間で満喫できる南国・指宿に皆さんもぜひ。

『大原さんちの九州ダイナミック』
著者:大原広軌(おおはら こうき)
1969年、東京生まれ。フリーランスライター、構成作家。妻は漫画家の大原由軌子。2011年、家族とともに妻の実家がある長崎県佐世保市に移住。現在は夫婦でメルマガを配信しつつ、様々なメディアに寄稿する日々を送っている。
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