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お年玉を全額お母さん銀行に預けると、子どもの成長という利子が減る

お子さんのお年玉、みなさんはどう管理されていますか? なかなか難しいこの問題に頭を悩ませている方も覆いかと思いますが、無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』にそのヒントが記されています。

子どものお金の管理

子どものお金の話です。子どもといえども、お年玉やお小遣いなどで、お金をもらうケースがあります。また、小学生くらいになると、自分でお金を使うこともではじめてくるでしょう。

ひとつの方法として、

「子どものお金は全部貯めておく
「使いたいときは、その都度小遣いをあげる」

というやり方もあるかと思います。ですが、せっかく子どもがお金について学んだり経験したりするチャンスを活かさないのは、もったいない。子どもにとっても、「自分のお金」だと自由に使えることの嬉しさも大きいですし、どう使うかについてもより真剣に考えるもの。

とはいえ、「すべて子ども任せ」ではさすがに心配ですし、「全部、親が管理」だと子どもの経験を奪ってしまうし、「その都度、考える」では場当たり的な判断になってしまうおそれがあります。

そこでお勧めしたいのが、「事前にルールを決めておき、そのルールに従って運用する」という方法。ルールの内容は、各家庭・各子どもごとに適切な方法を考える必要があるでしょう。

いろいろな管理方法を情報収集したうえで、子どもの年齢、家庭(親)の考え方、現時点までに溜まっている金額などを考慮して、最適と思うルールを決めて、しっかり説明してあげましょう。

具体例があったほうがわかりやすいと思うので、我が家の例をご紹介します。ただしこれは、あくまでも一例。私自身も、まだまだ工夫の余地があると感じているので、参考程度にお読みくださいね。

● 我が家の現在のルール…使途別支出比率を固定する

お金を使うにあたって、自分の好きなモノ・コトばかりには使わず、ほかの大切なことにも使うことを決めました。

具体的には、お金を使うときは必ず好きに使う:将来のために残す:寄付=1:1:0.5の比率にすることにしました。

これは、私自身の支出比率目標(生活費30%、貯蓄(事業資金兼用)20%、自己投資10%、寄付10%、好きに使う10%、予備10%…まだ完全には実現できていませんが)を参考に、子ども版にアレンジしたもの。

「将来のため」は「自己投資」を子ども用に翻訳したものですが、実際には子どもにはまだ使い道が思いつかず、理解が難しいカテゴリです。なので現在は、管理する封筒を分けて保管するのみ。「いつか『こんなことを勉強したい!』とか『こういう経験をしてみたい!』と思ったときに使えるように、取っておくぶんだよ」と説明しています。

ちなみに、このルールを適用しはじめた時点で、いくらかのお金が溜まっていたので、すぐに全額を1:1:0.5に分けることはしませんでした。その代わり、何かお金を使いたいことが出てきた時に、その額に合わせて、貯めてあるところからお金を出す方法にしています。

つまり、シールが買いたい・縁日に行くなどの理由で1,000円を「好きに使う」ことに決めたなら、同時に1,000円を「将来のため封筒」にも入れ、500円を寄付する──といった運用です。

「事前に決めたルールに従って運用する」という方法を採用する時に、とても重要なのが、「ルールは変わることがある」とハッキリと伝えておくこと。親の考え方が変化・進化したときや、子どもからの意見・要望などが出たときなど、柔軟に変更されうるものだということも、しっかり理解させてあげておきたいです。

「とにかく、そう決められたから」ではなく、「親の説明を聞いて、自分も納得して合意したから、今はこのやり方で」「新しい考えが出てきたら、いつでも相談してよい」「自分の意見も、ちゃんと尊重・考慮される」とのスタンスを子どもが持てるよう、寄り添ってあげてくださいね。

image by: Shutterstock

 

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