叱り方が「抽象的」な親の子どもは、いつまでたっても部屋が汚い

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子供に部屋を片付けるよう散々言ってきたけれど、生返事をするだけでいつまでたっても散らかったまま…。もうお手上げ! と言う前に、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で紹介されている「対策法」を読んでみてはいかがでしょうか? かける言葉や収納方法をちょっとだけ変えるだけで、子供が率先して片付けるようになってくれるかもしれませんよ!

三人前のクセして半人前のヤツら

さて、本日は本質的に散らかし屋さんな人たちのお話。

学校から帰ってきて、ランドセルやバッグも、コートも靴下も、教科書やノートも、保護者宛のプリントも、ぜ~んぶソノヘンにまき散らしていく子供を見て「片付けなさいっっっっっ!」と怒鳴ったこと、あるんじゃないでしょうか。そりゃあるよね。

「子供のうちから片付ける習慣を身につけさせたい」と思うのがオヤゴコロ。ところがコレがまた難しい。子供は散らかすのは三人前なクセして片付けるのは半人前だから(苦笑)。おや、オトナでもそんな人いそうですね。

子供に片付けの習慣をつけさせるのは、他の生活習慣を身につけさせるのと基本的には同じです。ただ、片付けの場合、とても具体的に指示する必要があるんです。つまりね、

「片付けなさい」
「きちんとしなさい」
「しまっておきなさい」
「キレイにしなさい」

こういう言葉は子供相手にはダメ(><) なんです。「片付ける」「キチンと」「しまって」「キレイに」っていう言葉は、子供には抽象的すぎ(@_@)?って分からないんですよ。もっとすごく具体的に言う必要があるんです。

「読み終わった本は本棚に戻しなさい」
「脱いだ服はたたみなさい」
「お菓子の袋は捨てて掃除機をかけなさい」

こんなカンジです。片付いた状態を具体的に分からせる必要があるんですね。

もうひとつは、ザックリでもOKにすることです。子供の片付けはどうしてもアバウトなモンです。そこを自分のレベルくらいにしようとして細かい要求を出しても、子供がナエてしまうだけです。

・たたんだだけ
・ボックスに放り込んだだけ
・引き出しに入れただけ

なんだけど、ヨシとするってことです。これで片付けたつもりなのかって言ってやりたくなりますが、そのセリフはもう少し子供が大きくなってからにとっておきましょう。取っておくだけですよ(=v=) ちゃあ~んと後で言うんだから大丈夫。現段階でもう1ひねりするなら、「入れただけ」「戻しただけでもきちんと感のある収納になるよう工夫することです。

出来るだけ具体的に、出来るだけザックリで。子供に片付けさせるには、まずはソコを目指しましょう。

image by: Shutterstock

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システマティックな「ま、いっか」家事術
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
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