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普通、塩茹でじゃないの? むくみ解消にも効く、そら豆の意外な食べ方マメ知識

ビールのお供に超最高!なそら豆ですが、いつも塩茹でだと飽きちゃいますよね。旬の食材を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する『一石三鳥健康メルマガ』の最新号では、そんなそら豆を中華風にいただくレシピが、紹介されていましたよ。

そら豆 ~中医学編~

こんにちは、もげらもげこです。

暑いなあと言う日が続いたと思ったら、急に寒くなりました。台風も立て続けにやってくるし、なんだか気候が変ですね。前号に書いたとおり、やはり今年の夏はとんでもなく暑くなりそうな気がします。来る薄着の季節に備えて、このセイウチのような体型をどうにかしなくてはなりません。

さて、中医学的に同物同治(どうぶつどうち)という考え方があります。自分が気になっているところと同じ場所の物を食べれば、治療ができるというものです。肝臓が気になっているならレバーを食べなさいということですね。でも、野菜と人間の臓器の間に同物同治の関係は成立するのでしょうか?

答えは、「成立します」。今回取り上げているそら豆をじーっと見てください。どこかの臓器の形に似ていると思いませんか?そうです、正解は腎臓です。水分排出機能を上げることができます。そんなこと言ったって、こじつけじゃないの?と思いますよね。そんなことないんですよ。では、帰経を見てみましょう。

●蚕豆(そら豆)
性味:平、甘
帰経:脾、胃
効用:健脾利湿、補中益気、解毒水腫

ね? 健脾利湿とは、胃腸を健康にして水分の排出をスムーズにすることです。解毒水腫は、水分を排出してむくみを解消させること。ちなみに、補中益気は、弱っている胃腸の働きを上げて滅入りがちな気持を引き立てるという意味です。直接的に作用するのは形が似ている腎臓ではなく胃腸ですが、中医学では脾(胃腸)が水分排出を担当するとされています。

こんなむくみバスターを食べない手はない! ビールによし、ビールによし、ビールによしな食材(しつこい)を毎日食べて、来る湿気の季節に備えたいものです。

とはいえ、ゆでて皮をむくだけという食べ方だけでは飽きてしまいますよね。中国のサイトからこんなレシピを見つけました。

>>次ページ 旬のそら豆を使って本格中華風炒めもの!

甘酸っぱいそら豆です。レシピをご紹介しましょう。

(材料)
蚕豆300g,泡椒1大勺,ねぎ2本,生姜のみじん切り1大勺,ニンニクのみじん切り1大勺,花山椒1/2小勺,陳酢1大勺,?油1大勺,白砂糖1大勺,塩少々、お湯2大勺,食用油1大勺

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泡椒(ラージャオ)というのは、唐辛子を塩と混ぜて発酵させたものです。簡単に作れますよ。レシピはコチラ

陳酢というのは、黒酢の一種です。中華街などで売っていると思いますが、私はスーパーで売っている日本製の黒酢でも大丈夫だと思います。

1 蚕豆の皮をむく
2 生姜とニンニクをみじん切りにする
3 生姜とニンニクのみじん切りと泡椒を一つのボールに入れる
4 花山椒粉、陳酢、醤油、砂糖、それから少しの塩を入れる
5 お湯を入れる
6 調味料液を混ぜ合わせて、用意しておく
7 ねぎをみじん切りにする
8 鍋の中に水を入れ、沸騰したら蚕豆を入れる。ほとんどの蚕豆が水面に浮かんでくるまで煮る。

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9 蚕豆を取り出して、よく水分をきる
10 フライパンを熱し、油を入れ、蚕豆をいれる。中火で炒める。
11 蚕豆の両面が黄金色に、焦げ目がついてきたら火を止める。
12 調味液を入れる
13 均一に混ぜ合わせたあと、蓋をしてとろ火で15分煮る。その間に、1回か2回ほどかき回す。
14 15分煮込んでいると、調味液は豆に吸われます。ねぎのみじん切りを加え、かき回したら出来上がり。

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おいしそうでしょう?うちは、明日これを作るつもりです。皆様もぜひ!

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『一石三鳥健康メルマガ』
ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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