MAG2 NEWS MENU

「誰のために働いてるのか」と悩んだら思い出したい、仕事の原点

 自分は誰のために働いているんだろう…などと考え込んでしまった経験、ありませんか? そんな悩みに明快に答えてくださるのが、 無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者でマーケティング戦略コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんは、「誰かのためになっていると考えればこうした疑問はさほどの問題ではないと気づける」とした上で、「一番ダメな悩み方」についても言及しています。

あなたは誰の為に働いてますか?

日々がんばって働いているビジネスマンの話を聞いてると時々こんなことを耳にします。

「会社のために働いているのか? 自分のために働いているのか? がわからなくなるときがある」

結論をいうと、そんなことは別にどちらでもいいと思います。会社のためであろうが、自分のためであろうが、家族のためであろうが、どれだっていいんです。どのような仕事にしても、お客様がいなければ成り立たないわけで…、会社のために働いていることが、お客様に喜ばれ、それが自分や家族のためになるのであればそれでいいし、自分や家族のために働くことでお客様から支持され、それが会社にとっても有益ならそれでいいし、お客様のために働いていることが、自分の喜びとなり、それが結果的に会社の利益に繋がり、給料が上がることで家族の喜びとなればそれでいい。

つまり、誰のためという出発点を見るのでなく、結果的に同じである、というくくりにしておけば、自分の仕事に対する動機付けはぶれないですみます。

順序はどうあれそれは誰かのためになっているということです。こうしたイメージを持っておくと、自分は誰のために? という疑問はさほど問題ではないことに気がつくでしょう。誰のために仕事をしようが、結果的にどこかに少しでも貢献できているのであれば、それはそれでいいのです。

一番ダメなのは、「ほんとにこのままこの会社にいて自分は成長できるのだろうか?」とか、「会社のために頑張っているのに評価されない」とか、「お客様のためと思っているのに理解されない」など、グチグチと悩んでしまうことです。グチグチと悩んでしまうと、仕事に対する信念がぶれていきます。そうなると、発想や思考も鈍くなったり、行動力や決断力も低下してしまいます。その結果、自己嫌悪になったり、会社への反感を持つことで同僚や上司や部下、あるいは、お客様に対しても迷惑がかかってしまう、なんてことになるのです。

「私は自分のために仕事をする。そのことで、会社にもお客様にも貢献できる」と思う人は、自分のために仕事をすればいいし、「私は会社のために仕事をする。そのことが、自分にとってプラスだし、お客様もそれで喜んでくれる」と思う人は、会社のために仕事をすればいいし、「私はお客様のために仕事をする。そのことが、会社の利益につながり、自分の成長にも繋がる」と思う人は、お客様のために仕事をすればいい。「私は家族のために働く、そのことが自分の意欲を掻き立てそれが会社の利益になり、お客様にも喜んでもらえる」と思う人は、家族のために仕事をすればいい。

要は、どれでも結果的に良い影響となり、プラスになるなら誰のためでもいいのです。

自分はどのタイプか? この機会にぜひご一考ください。そして、その答え(動機)をぶらさずに仕事をしていきましょう。

■今日のまとめ

『誰のために仕事をするか?はどうでもいい。』

  • 「自分のために」「会社のために」「お客様のために」「家族のために」4つのうち、自分はどのタイプか?考えてみる。
  • 上記で答えたものを軸とした場合、残り2つにどのような良い結果、影響をもたらすことができるか?考えノートに書き出す。
 image by: Shutterstock
 
 
ビジネス真実践
当メルマガでは、常に営業・マーケティングの本質部分に迫ります。小手先のテクニックを求める方、向上心の無い方、行動力の無い方は、時間の無駄になってしまいますので、絶対に登録しないで下さい。
<<登録はこちら>>
print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け