この時期おいしい果物といえば、みかん。こたつにあたりながらみかんを食べるひとときは、まさに至福の時間ですよね。そんな果物について、ちょっと詳しくなってみませんか? 今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、空いた時間でサクッと読める、みかんについての豆知識がまとめられていますよ。
冬といえば「こたつでみかん」
冬といえば「こたつでみかん」でしょうか。我が家も晩御飯の後に1個か2個、いただきます。
一般に「みかん」と言った時には「温州みかん」のことですね。他に「夏みかん」などいろんな種類はありますが、「みかん」と聞いて思い浮かぶのはまず「温州みかん」です。これは明治半ばぐらいから広まったもののようで、江戸時代は「紀州みかん」が主流だったようです。
さて、この「みかん」。日本人に長く愛されている食べ物のひとつだけに、いろんな情報があります。
「ヘタのある方とない方。どちらから剥くと上手に剥けるか?」
というのもありました。どちらが綺麗に剥けるのか、ぜひいつもと違う方から剥いて、試してみてください。剥きやすさや、白い筋の取れやすさなどいろいろ違いが感じられるのではないでしょうか。
私が興味があったのが、ヘタと実の房の関係。科学雑誌「Newton」で紹介されていた話なのですが、皮を剥かなくても房(ふさ)の数がわかる、という話です。
植物には維管束というものがあります。植物には根から吸った水を送る道管と、葉で作った養分が通る師管があって、セットで「維管束」と呼びます。ヘタをとったあと、凹みの中に放射線状の線が見えます。それが維管束で、その数と房の数が一致するという話です。
面白い! と思って試そうと思ったのですが、ヘタが取れないのです。なぜだ? と思って調べると、新鮮なみかんではヘタはなかなか取れないものだそうです。
おいしいみかんはもちろん新鮮なもの。確かめるために新鮮なみかんを放置するのも気が引けます。さてどうしたものか…、と迷っています。
なにげなく食べているみかんにもいろいろ面白い話が隠れていますね。
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