日本人以外が日本を世界に広めている…NYで起きた味噌汁ブームの裏側

 

それは、インスタントお味噌汁のMiso Brothの裏話

これを作っているのはNona Lim社。創業者兼社長はNona Limさん。

 

 

彼女はシンガポール系アメリカ人の女性。お味噌汁だからてっきり日本人かと思ったら、そうじゃないのだ!!!

Limさんは、元スポーツ選手。

スポーツ選手なので当然試合前には記録が出せるようコンディションを整えるが、ある日、何を食べたかで試合での記録に大きく関係すると実感。練習だけでなく、食べ物も非常に重要と思ったそうだ。

そこで、より体に負担が少なくベストなコンディションを出せる食べ物を研究したところ、このお味噌汁をはじめとするアジア料理だったそうだ。

Nona Lim社のウェブサイトに行くとお味噌汁の他に、ラーメンやタイ料理のパッドタイ、トマトやニンジンスープなどの商品を手掛け販売している。

ちなみに、このお味噌汁の材料は、オーガニックたまり醤油、お酒、オーガニック赤みそとのこと。

電子レンジで1分ほど温めれば飲むことができる。

(ご参考)
Nona Limの公式サイト:Miso Broth

また、季節もの商品のぺージにいくと、風邪やインフルエンザ撃退スープセットというのがあって、そこにも、白湯スープなどと一緒にお味噌汁が含まれている。

アメリカでは、風邪を引いたらチキンスープを飲むのが定番だけど、お味噌汁を飲むのが定番になる日もあるのかも?

それにしてもお味噌みたいないかにも日本を代表する食材を日本人じゃないLimさんがめっちゃ頑張って普及しているっていうのは、なんだかもういろいろ考えさせられる。

でも、このホールフーズでインスタントのお味噌汁を新商品として売り出したLimさんのことなんて、たぶん、日本国内ではほとんど報じられていないのだろう。

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