「こんな事もできんのか」と怒られる社員ほど教育係に向いてる訳

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「簡単な仕事ができない」「失敗を繰り返してしまう」とお悩みの方に出会った、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者である坂本りゅういちさん。しかし坂本さんはそんな方の嘆きとは裏腹に、「こういう人ほどチャンスがある」と言います。さらには「仕事ができない人が周囲にいることもチャンスになる」とも。一体どういうことなのでしょうか。

仕事ができないと悩む人は

たまに、仕事ができないことに悩む人にお会いすることがあります。「私はこんな簡単なこともできないんです」と嘆き、悩んでいるような人です。

詳しく話を聞いてみると、確かに簡単と思えるようなことでもなかなか苦戦していたり、何度も同じ失敗をしたりしているという話なんですね。それが原因で、「自分は仕事ができないんだ」と悩み苦しんでいるわけです。

まぁ、確かに悩む気持ちはわかりますが、こういう人にこそ、あるチャンスがあると気づいてもらいたいと思います。そのチャンスとは、できない人の気持ちがわかるというチャンスです。こういう人ほど、人を教えることに向いていたりします。

どういうことかというと、理屈はとてもシンプルです。初めから仕事がスムーズにできる人は、苦労するポイントがわかりません。「じゃあこれやっといて」と言われて、サッとできてしまうような人がいますが、こういう人は、自分自身は良くても周りの人ができない理由がわからないのです。

すると、その仕事ができない人が何故できないのかが理解できないので、誰かに教えることが難しくなります。時には、「何でこんな簡単なことができないんだ!」なんて言ってしまったりして、なかなか人が育っていかないのです。

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