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ところで「OK」は何の略か、あなたは知っていますか?

日本語には数多くの略語がありますが、その「略し方」にもさまざまなパターンがあります。今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では著者の須田將昭さんが、そんな略語の面白さや「OK」の意外な語源等について紹介しています。

前略、中略、後略

先日、「おひさしぶり」を略して「ひさぶ~」と書いてあるのを目にしました。「お」は「ひさしぶり」を丁寧にするためについたものですからなくてもいいとしても、「し」と「り」を抜いて「ひさぶ」とは…、と思っていましたが、別の人が「さしぶ」というのまであげていてさらにびっくり。いろんな略し方があるものだと感じました。私の中では、略すとしても「おひさし」だろうと思っていたので。

そう、一般的には最後まで言わない略し方が多いと思います。以前にも書いた話ですが、日本語は4文字が一番安定します。ですから長い言葉はどんどん略してしまいます。単純なのは前か後ろを略すパターン。

ちなみに、「アルバイト」はドイツ語の「働く」が語源ですが、最初は「アルバイという略され方もあったようです。

また、長い言葉は二つ以上の言葉が合わさっていることも多く、略し方も複雑になります。

これはそれぞれの頭をとってかつ長音)」も省略。このパターンは結構多いですね。

漢語を複数組み合わせたものもあります。

「自動」は最初の文字だけ採用。「販売機」は逆に真ん中の字を抜いています。でも「販機」とだけ使われる言い方はありませんが。

真ん中を略すのは「中略」と言いますが、それが定着しているのが

真ん中の「察」を抜いていますね。

これも真ん中が抜かれています。

京都には「ノートルダム女学院」という学校がありますが、「ダム女」と呼ばれています。これは真ん中だけを抜き出すというパターン。そういえば「日本女子大学」が「ポン女」と呼ばれるのも、似たような成り立ちですね。

略語の元はなんだろう? と考えてみるのもなかなか面白いですよ。

ローマ字の頭文字で表す略語も増えました。すっかり定着している「NG」は、和製英語の「No good.」からきているので、英語では通じません。では、逆の「OK」はどうでしょう? なんと「All correct」を「Oll korrect」とする表記のゆれがあって、その略語が語源だという説があります。

いつの時代にもどの言語にも、ある種の誤りやゆれがいつの間にか定着していくというのはありますが、誰もが使う「OK」にもそんな歴史があるって面白いですね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 1日1粒!『幸せのタネ』 【発行周期】 日刊

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