誰も教えてくれない。産後クライシスは想像の数倍も壮絶だった

 

まず男性は、親の自覚という点で女性に置いてけぼりを食らっていると自覚しましょう。積極的に行動して差を縮めないとマズいんです。

彼女の母親としての自覚は、日本においては悲壮感さえ漂う凄まじいものです。彼女がどれほど手慣れた感じで育児をやっているように見えても、やっぱり初心者なんです。それにも関わらず

「解らない」も「出来ない」もぜっっったい言えない状況で

踏ん張っているだけです。文字通り力の限り。しかも、

誰も教えてくれない褒めてくれない

んです。母親だからアタリマエだよね、なーんて言われるだけです。彼女の苦しさを解ってあげてください。それでもあなたが想像する苦しさの数倍は、苦しんでいますから。

他方、女性は出産前から男性にいろいろ体験させましょう。生物的に親になるのが遅いのは、仕方ないですから。それを前提にして、父親の自覚を育てるところから始めるのが最善策だと思います。この点で、赤ちゃん用のおもちゃを毎日コツコツ作った芸能人は、ユニークな育て方をしていますよね。実際母親にとっては、毎日赤ちゃんの成長を感じる日々なんですから、毎日なにか赤ちゃんのためにするのは、とてもイイことです。

また、やってほしいことは「言葉にする」こと

です。もちろん直接言うのもOKですし、リスト化もいいです。リスト化すると全体像をつかみたい男性にとってはとても解りやすいそうです。

逆に、そのとき臨機応変に何をしてほしいのか察してもらうのを期待するのは、イライラが倍増するだけなので止めた方がいいです( ̄∇ ̄)。ま、これは他の家事にも言えることだけどね。

子は、かすがい。そうは言うけど、ジェットと徒歩じゃ違いすぎる。出産前に父親の自覚をいかに育てておくかがポイントなんじゃないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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