たった1日で1,000万ドルもの売上と聞くと、ソーシャル・メディアの人気だけで1発当てただけなのではないかと思う人もいるかもしれないが、どうやらそうではなく、様々な努力の結果堅実に売上を伸ばしているのである。
ちなみに、創業して2年で年商4億2,000万ドル(約470億円)に達し、このまま行けば年商10億ドルのユニコーン企業になる日もそう遠くはないだろうと言われるなど注目されている。
ソーシャル・メディア以前は一般的にコスメ企業が5億ドル規模に成長するには数十年かかっていたことを考えると異例の速さだが、実は、カイリーのほかにも、カイリーほどの規模ではないが、ソーシャル・メディアを使って急成長しているコスメブランドは数多い。
日本では著名人が何かしらの商品やサービスについてソーシャル・メディア上で好意的に取り上げ、情報発信すると、『ステマ』(お金を払って宣伝してもらうステルス・マーケティングのこと)ではないか・・・と指摘されることが少なくないが、やり方次第では日本でもまだまだ有効なマーケティング手法として取り入れる余地はあるのではないかと思う。(つづく)
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