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なぜ?デキるビジネスマンがこだわりある「年賀状」を出す理由

すっかりネット社会となった今、年賀状の存在感は薄れているように感じますよね。「出さないのは何となく失礼だから」と、惰性で出している人も多いのではないでしょうか。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、「適当な年賀状なら出す必要も価値もない」とした上で、年賀状を工夫するメリットを記しています。

たかが年賀状、されど年賀状

どういう年賀状を送るのかで相手に対する印象が変わって来るんです。

今年もたくさんの年賀状を頂いたのですが、そのほとんどが完全テンプレートをそのまま印刷した年賀状でした。今年は戌年なので、なんらかの犬のデザインに、「謹賀新年」とか「明けましておめでとうございます」とか、「今年もよろしく」みたいな文字が印刷されているヤツですね。

まだここに手書きでひと言書かれていればマシなんですが(その文言にも創意工夫というか、ヒネリというか、気の利いた何かが、印象を残すためには必要なんですけど)、それすらも無かったらチラ見してスルーですよね。

中には自分の名前や住所すら書いていない年賀状もあって、それだと印象以前の問題で、どこの誰から来たのかが全く分かりません。そんなのは出す必要も価値も無いわけですよ。冗談かと思いますが、今年は2通名無し、住所無しの年賀状が届きました。

まだご本人やご家族の写真とか、飼い犬の写真が載っていれば、それで顔と名前が印象に立ち上がるんですけどね。

私はよく、セミナーの2次会とかで受講生のお名前を呼ぶことがあるんですけど、これって初めての人はビックリするみたいです。なんで私の名前を知ってるというか、覚えているワケ? って感じでね。これはその人がその前にどこかで私の印象に残る振る舞いをしたんですよ。

もしかしたらそれは、セミナー中の受講態度であったり、ハッとするような質問だったり、予期せぬ成果報告だったりするんですけど、見逃されがちなのがこの年賀状なんです。年に何枚か、

 ● ほほー、この年賀状はスゴいねぇ

と家人と感心するヤツがあるんです。そういう人の名前は自然に覚えますから、その方がセミナーに来られて、座席表を書いてもらったら、

 ● あ、この名前はあの年賀状の人だな

って、すんなり顔と名前がインストールされるわけです。

ビジネスって自分の顔と名前を売るという側面もあるんですから。そのために何をしたら良いのかを考えている人と、そうでない漫然と生きている人とでは長い目で見たら人生が変わって来るのは当たり前ですよね。

しかも年賀状なんて、タダじゃないんですから。コストが掛かっているんですよ。その元を取ろうとしないのは損だと思うんですよね。

惰性で流されて生きているから、年賀状もそうなっちゃうんですよ。

私が毎年作る年賀状も、そこを意識して、どうやったら印象に残るのか、他の人が書かない気の利いた文言はないのかを、時間を掛けて考えているんですよ。だいたい会社(法人)が送って来る年賀状ってつまらないのが多いでしょ。あれだったら送らない方が良いと思うんですよ。私はそうしたくないなと毎年考えているのです。

ですから毎年受け取っている人からは、

 ● この年賀状が楽しみです

とか、

 ● 毎年デザインが凝っていてステキですね

って言われるんです。どうせ送るのなら、そこを目指さないと。

今年頂いて強烈に印象に残った年賀状は2枚あります。

1枚は、表側(宛名を書く部分ね)にビッシリとコメントが印刷されている年賀状です。ウラ面はフツーのテンプレなんですが、表側に小さな文字で、某地方都市で基本編を開催して欲しいというリクエストとその理由が書かれていたんです。もちろんお会いしたことはない人なんですよ。でも印象に残ったのですぐに連絡をしましたよ。

2枚目はこれまたお会いしたことがない人なんですが、表側の住所から毛筆で達筆なんですよ。今って宛名は印刷するのがフツーじゃないですか。あれが黒々とした毛筆で書かれていて、おまけにワザと切手がナナメに貼られているんです。こりゃ気合いの入った年賀状だなと思って、ウラ面を見るとそこには手書きカラーでご自分の似顔絵がデカデカと書かれているんです。え? これって印刷じゃないのか。ってことはこれ1枚書くのに30分は掛かったよね、という凝った年賀状でした。

お二人ともお会いしたことはないんですが、次回どこかで会ったら一発で名前を覚えると思いますよ。

たかが年賀状ですが、ちょっとした工夫であなたの人生を変えるツールに仕立てることが出来るんですよ。こうした工夫の積み重ねが人生を変えるのです。

 

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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