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栄養そのまま、しかも長持ち。トマトはこうして「冷凍保存」せよ

「野菜は新鮮なのが一番」とはわかってはいても、特に都会暮らしでは、とれたての野菜を手に入れることは容易ではありません。家庭菜園も何かと多忙で難しいという方も多いことでしょう。では、諦めるしかないのでしょうか? ご安心ください、無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、栄養も味もキープできる頼もしい保存方法を紹介しています。

旬のトマトを冷凍保存

「野菜は新鮮なのが一番」とよく言われますが、一概にそうとも言い切れないとか。確かに収穫した直後の野菜は栄養、味ともダントツに優れているらしいのですが、現在スーパーに出回る野菜はどんな新鮮なものでも数日かけて市場で流通をしていて、その間も緩やかに成長を続けているのだそうです。

収穫された野菜は根や葉から成長に必要な栄養素を得ることができないので、自分の身に蓄えた栄養を使っていくしかなく、その結果、常温もしくは冷蔵保存された生野菜は栄養素がどんどん少なくなっていってしまうのだそう。

その点、収穫した直後に冷凍した野菜は獲れたての栄養を失うことなく保存することができるので、冷凍野菜の方が生野菜よりもビタミン類や抗酸化物質の量を多く摂取できるらしいです。

保存性が良いだけでない、栄養面でもメリットの高い冷凍保存を、もっと活用していきましょう。

トマトを冷凍保存するメリットは、

  1. 日持ちが長くなる
    トマトは冷やしすぎると甘みが弱くなるため、夏期以外は冷蔵保存を避けたい野菜。冷蔵の場合は日持ちして10日ほどですが、冷凍なら約2カ月保存できるそう。
  2. 熱湯不要で皮がむける
    丸ごと冷凍したものは、凍ったまま水に浸けるだけで簡単に皮がむけます。熱湯にくぐらせたり、直火であぶったりという、面倒な下ごしらえも不要に。
  3. そのまま調理できる
    加熱調理するときは、凍ったままOKなので、解凍の手間が省けるだけでなく、すぐに煮崩れて味もなじみやすいので、スープや煮込み料理の調理時間も短縮でき、凍ったまますりおろして加熱すれば、トマトソースも手軽につくれて、冷凍や解凍によって細胞が壊れることで、甘みを感じやすくなるという効果も。
  4. 新感覚のデザートに
    凍ったものを粗めにすりおろせば、シャリシャリとした食感と、自然な甘みが効いたおいしいシャーベットとして。ミニトマトは丸ごと凍らせたものにハチミツをかけるだけで、氷菓のようなひんやりデザートに(満1歳未満の乳児にはハチミツを食べさせないでくださいとのこと)。

トマトの便利な冷凍方法

トマトを冷凍保存するときは、「丸ごと」か「刻み」が便利で、トマトはヘタを取り、きれいに洗って水気をよくふき取っておき、丸ごとの場合は、1個ずつラップで包みヘタ部分を下にして冷凍用保存袋に入れます。

刻む場合は、粗めのみじん切りにして冷凍保存袋に入れ、平らにならして密封します。

急速冷凍した方が味が落ちないので、アルミトレーを活用するといいそう。刻んで冷凍したトマトは、使うときに必要な分だけパキンと折るだけOK。冷凍するときに平たくならして入れることで、調理するときに使いたい分だけ折って取り出せて便利ですね。

冷凍トマトは、基本凍ったまま使うそうですが、自然解凍すると組織が壊れて美味しくなくなるので要注意だそうです。解凍した時に出る透明な水にも栄養と旨味が詰まっているので、捨てずに調理に使いましょうとのこと。

image by: Shutterstock.com

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