トランプとプーチンの仲を引き裂く、米国内7つの反ロシア勢力

 

「女スパイ逮捕」がさらに米ロ関係を壊す

今世界中で騒がれているのが、この話。トランプさんとプーチンさんが会う前日ロシアの女スパイが逮捕された。

米司法省は15日、ワシントン在住のロシア人女性マリナ・ブティナ容疑者を、米政府に登録せずロシア政府の工作員として米国内で活動していた疑いで逮捕・訴追した。
(同上)

なんでも、ロシア中央銀行のアレクサンドル・トルシン副総裁から指示を受け、アメリカで工作をしていたそうです。(ということは、ロシア中銀副総裁も諜報系???)。彼女はスパイなのでしょうか? それとも、スパイではないのでしょうか?

私には、わかりません。わからないですが、「スパイだとしてもおかしくないよね」というのが、世界の常識だろうと思います。アメリカにはロシアのスパイがいて、ロシアにはアメリカのスパイがいる。

ちなみに、ロシアでは、「罪のない女学生が、無実の罪で逮捕された」と報じられています。そして、逮捕のタイミングについて、ロシア側はこんなことをいっています。

ロシア外務省は18日、ブティナ容疑者の逮捕は、ドナルド・トランプ米大統領とウラジーミル・プーチン露大統領が16日にヘルシンキで会談したことによる「前向きな成果」を損なうための動きだと批判した。

これは、「その通りかな」と思います。繰り返しますが、現段階でマリア・ブティナさんがスパイなのかそうでないのか、私には断言できません。しかし、彼女の逮捕で、「米ロ関係は、悪化するよね」とはいえます。

注目すべきは、ロシア側が対抗し、「ロシア国内のアメリカスパイを捕まえるか?」です。ロシアは、しばしば「目には目を、歯には歯を」。これをやると、米ロ関係は、もちろんさらに悪化します。

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