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料理人が伝授。夏の風物詩そうめんを絶対に失敗せず茹でる方法

夏になると食べたくなる、魅惑の麺料理そうめん。意外と茹でる火加減が難しかったり、いつも同じように食べていると飽きてしまうこともありますよね。そんなときは、無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者でプロの料理人・gatugatu佐藤さんが教える「びっくり水」と「天津そうめん」に頼ってみてはいかがでしょうか?

さっぱり! ぶっかけ! 天津そうめん

そうめんを茹でるときの、火加減の調節って微調整が難しいので結構めんどくさいですよね。その、そうめんを茹でるとき、いちいち細かい火加減の調節をせずに、しかものびにくくできる、「簡単なそうめんのゆで方」をお教えします。

吹きこぼれないように……強すぎず沸騰がおさまらないように弱すぎず……・タイマーで時間も計って……ふきこぼれたりしたら、「あ~もうっ!」って感じでイライラすると思います。しかし、これを解消できる方法があります。

それは「びっくり水」です! そうめんを入れて沸騰してきたら吹きこぼれる前に”水”を入れるんです。水が入れば沸騰がおさまります。で、また沸騰してきたら”水”を入れる。これを「びっくり水」とか「差し水」といったりします。

この方法ですと、ずっと「強火」のままでゆでていれば良いので、火加減の調節なんかしなくていいのです。それにこの方法で茹でると、そうめんの芯まで均等に熱が通りやすくなります。「びっくり水」をしないで茹でたそうめんは芯が固いままで残りやすくなりますから、それを防ぐことができます。

「びっくり水」を3回繰り返してそうめんをゆでると、だいたい、いい茹で加減になります。時間にして約2~3分です。時間も計らなくていいので簡単にそうめんをゆでることができますよ。今回ご紹介するそうめんは、普通のそうめんではおもしろくないので、天津飯のような「天津そうめん」を紹介します!


材料です。
そうめん……2束
玉子(M玉)……2個
ロースハム……1枚
胡瓜…………1/3本

刻みネギ……適量
刻み海苔……適量

おろし生姜……適量

そうめんつゆ(ストレート)……100cc
サラダ油……10cc

1.胡瓜は、縦に薄くスライスして、それを縦方向に細く刻みます。ハムは3mm幅に刻みます。
器などに入れて冷蔵庫で冷しておきます。玉子2個は、ボウルでよく混ぜておきます。

2.そうめんを茹でます。
鍋でお湯1.5リットルくらいを沸騰させます。そこへ、そうめんをばらすように入れくっ付かないようにすばやく混ぜます。


3.再度沸騰して、吹きこぼれる直前に、水を少し入れます。
沸騰が収まる量の水を入れてください。そのまま強火でまた沸騰させていきます。これを3回繰り返します。この間に氷水を用意しておきます。


4.びっくり水をして3回目が沸騰したらそうめんをザルに空け、素早く氷水に入れて冷まします。


5.そうめんが冷たくなったら、水気をよく切って器に盛ります。


6.玉子を焼きます。
フライパンを強火で熱して、油を入れけむりが出だしたら玉子を入れすぐに混ぜてかためていきます。半分固まったところで、フライ返しなどで裏返します。そこから15秒ほど焼いたら、そうめんの上にかぶせるようにきれいにのせます。


7.胡瓜、ハム、刻みネギ、刻み海苔、を盛り付けます。
そうめんつゆを横から入れます。(上からかけると汚く見えます……)
これで、出来上がりです。


8.食べる時に、おろし生姜を入れると美味しいです。
しょうがは体を温める効果があり、冷房などで体が冷えきるのを防ぐことができますからね。


そうめんをゆでるときは「びっくり水」の方法で茹でてください!
簡単で絶妙の茹で加減でそうめんが食べられますよ!

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板前歴23年の元料理人が一人分レシピの和風料理を伝授します! 10分の酒の肴、20分以内の簡単おかず、などなど…仕事で忙しい料理初心者の 方でも、健康的でボリュームのある手作り料理がマスターできます!気楽に作れ て晩酌が楽しみになりますよ。 「言われた通りに作ってたら、一通りの料理ができるようになりました!」 メルマガ読者さんから頂いた一番うれしかった感想です。 丁寧な説明なので、あなたにもできますよ! 

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【著者】 佐藤 周生 【発行周期】 週3回発行(火・木・土)

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