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明日は我が身。「明日無職になったら?」を考えるべき納得のワケ

大手企業も一寸先は闇のこのご時世。仕事がなくなったらどうしたらいいのか、考えたことはあるでしょうか。今回の無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では著者の音多さんが、失職等の「不幸な出来事を冷静に考えること」の重要性を説きつつ、そのときに備えて今すぐすべき2つのことを記しています。

【ビジネス】仕事が無くなったらどうする?

今日はビジネスのタネからお届けします♪

今回は余り考えたくないテーマかもしれませんが、

 ◆ 今自分の仕事が無くなったらどうする?

という事について考えて行きたいと思います。日々安定していると「仕事が無くなったら?」なんて想像しませんが、逆に安定しているからこそこうした想像を自ら行い、災いに備えておく事は、自立して生きる為にはとても意味があるんですね。

今仕事が無くなるとしたら、会社が倒産するかクビを宣告されるかのどちらかですから、それは不幸以外の何物でもありません…(+_+)。なのでこうした想像をする時には「本当に仕事が無くなる状況を生み出すのでは?」と感情的になって考え込んではいけません。感情を伴うネガティブイメージはそうした状況を本当に引き寄せるからです。

ですからここでは単なる思考実験として、感情を挟まずただ「Aが起きたらBをする」という作業マニュアルを作る的な考え方で進めて下さい。ネガティブイメージを作るのではなく、シンキング思考を行います。そうすれば現実には影響を与えませんからね。

今回これをテーマに挙げる理由は、たまたま私が最近のネットニュースで、

を立て続けに見たからです。他にもパイオニアがカーナビ事業で苦境に陥っている話しもありますね。どんな大企業も一流企業も、その経営が一寸先は闇である事は多くの事実が物語っています。

特に大塚家具の例などは私自身も身に覚えがあり、会社の衰退、事業撤退プロセスで発生する様々な業務を今の会社でも身をもって経験しているので今回の話しをお伝えしようと思ったわけです。

会社を起こせば規模に関わらず、全てに共通して生じる法則が「成長曲線」です。スタートアップから始まり成長期を経てやがて衰退するのがあらゆる会社に待ち受けるルーティンです。だから私的にはビジネスマンがこの全過程を全て経験する事は非常に意味のある事だと思っていまして、その経験が出来るならビジネスマンとしてこれは非常に貴重な経験値だと思っています。

その意味で、無料でお配りしている必読本リストの中でも以下の書籍を紹介しており、

会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』大西康之・著/日経BP社

この本では実際に三洋電機という大会社が倒産に至るまでの過程で、早期退職に手を上げて仕事が無くなった人や、最後まで会社に残って会社の後処理をした人達の実例を見る事が出来ます。

私自身も過去に自分が在籍する会社が(ここでは言えないくらい)危険な状態に陥っており、多くの人が職場を去っていく中、転職という選択肢は取らずに会社の負債清算に尽力しました。

一方では本業の営業で売上げを上げつつ、不採算事業の撤退推進を行い、更には得意先各社へ経営状況を定期的に報告をし続ける。

こうした業務を何も知らない担当レベルの頃からやっていましたので、強烈にストレスがかかりました。ただ、そのおかげで様々な知識が増えましたし、苦しい立場に自分を追い込む事で、短期間で能力を引き上げる事が出来ました(何度も経験したくはありませんがね…)。

というわけで、具体的な話は次ページに続きます。それまで今仕事が無くなったらどうする? についてあなたも自身も考えてみて下さい。

まずこうした作業をしておく意味を書き加えます。一つは上でお伝えした、富と成功を掴む自立スタンスを手に入れる事。他者指向で会社依存しない為にこのスタンスはどうしても手に入れておかなきゃいけません。

私を含め、割と多くの人は学校を出てから一つの会社に在籍し続けているものです。気持ち的にも「定年まで勤め上げようと考えている人は多いんですね。年代別の転職回数でも「転職無し」の割合が一番多いというデータもあります。

年代別の転職回数と採用実態

特に私なんて大学の頃は完全に他者依存で、就職課のお世話で今の会社に入社しましたから、就職活動はほぼしていません。するとやはり突然失職したらパニックになると思うんですね(>_<)。だからこそ緊急事態に備えて計画を立てて置く事が大事です。

逆に一番駄目なパターンは今の仕事が無くなってから考えようという思考です。日々仕事が忙しいと立ち止まって考えを巡らせる時間も無いと思います。しかしこれをしておかないといざ仕事が無くなったら行動が遅れ、他者依存になってしまいます。

そして更に恐い事実。それは例え失職の危機が訪れなくても、最後は誰にでも定年は来る事です。60歳を過ぎた自分がまた一からこの先どうするか考える思考力があるのか? と考えると、今のうちからやっておいた方が吉だと思います。定年後の方がより多く稼げる人もいるわけですが、その違いはこうした事前行動にあります。

じゃあどうするか?

まずは自分の過去実績を文字化する事。ようは履歴書ですね。時系列でこれまでの職歴や業務内容の洗い出しをし、自分が出した成果の数値化を行っておきましょう。こうした過去整理は年に1回程度行い、いつでも見れるようにしておきます。

そしてもう一つが失職した場合にする事をリスト化する事何をいつどこに誰にどうやって、と5W1H形式でまとめる。これはググればすぐに出て来ます。
解雇手当や社会保障の事など、お金の面で知らない事や、再就職斡旋支援の仕組みなどは普段縁が無くても必要な知識です。

実際に仕事が無くなる時は色んなパターンが考えられますが、まずはシンプルに自己都合で辞めた場合にどうするかを考えておけば良いでしょう。それは将来自分が定年する際にも役立ちますし、今現在の自分にも安定化をもたらしてくれるんですね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 音多秀茂 【発行周期】 ほぼ 季刊

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