悪天候や電車の遅れからそりの合わない上司まで、世の中は思い通りにならないことだらけですが、いちいちボヤいていたり、逃げていたりでは前に進めません。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で今回、負の感情をコントロールする処世術を伝授しています。
事実と感情をいっしょにしない
朝起きて、気温がすでに30度を超えていると、
■ ウワ、もう30度もあるのか、仕事に行きたくなくなるな
と思ってしまいますよね。
例によって、■で例示しているわけですから、これは良くない対応というか反応なのですよ。
これって暑さだけでなく、寒さにも、雨にも、雪にも、風にもなんにでも当てはまりますから。
- 外は寒いなぁ、外出したくないな
- まだ雨降ってるよ、ヤル気なくなるよなぁ
- スゴく積もったなぁ、まったくウンザリするなぁ
- 今日は風が強いなぁ、こんな日に外で働くのはイヤだなぁ
みたいな感じで、無限に派生出来るわけですね。みなさんもこう思ったことがあるでしょ。私もサラリーマン時代には何度も思いましたから。ところがこういうセリフを言っている人が、出世したり、仕事がメチャメチャ出来たり、幸せになったりすることってあんまりないんですよ。ということにある日気付いたんです。
で、ちょっと考えてみたら分かったんですね。このフレーズの間違いに。
朝目覚めたら、もう気温が30度になっていた。これは事実です。温度計が30度を指しているのに、今日は20度しかないから涼しいなぁ、と言うわけにはいきません。現に30度を示しているんですから、これは事実として受け入れなきゃならないんです。
ところがそのことと、「仕事に行きたくない」は話が別です。なぜならこれは客観的な事実ではなく、あなたの今の感情を吐露しただけですから。たしかに心の中では、
■30度もある→暑くてイヤだな→仕事に行きたくないな
という連想ゲームが成立したんでしょうが、事実なのは最初の、「気温が30度になっている」だけです。これ以外は全て、あなたのこころが作り出した感情なんですよ。
この事実から生み出される負の感情というのは要注意なんですよ。事実から負の感情を生み出そうとした瞬間は、知性でこれを制御しなきゃならないんです。そのためにはまずは、事実と感情を、「だから」という接続詞で繋げないクセを付けて下さい。
■30度もある→だから→仕事に行きたくない
この方程式を発動させてはいけないのです。そのためには、
- 今朝はもう30度もあるのか
ここで思考を止めるのです。客観的事実として、外気温が30度あるということを情報として入手したら、そこでこの件は終わりにするんです。このあとに、「だから」という接続詞を発動させないのです。