なぜ米国は300億円もの寄付金がハッシュタグ一つで集まるのか?

shutterstock_1057035443
 

アメリカで感謝祭の翌週の火曜日に広がっている#GivingTuesdayというハッシュタグ。寄付を呼びかける社会ムーブメントについて伝えてくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNYに住むりばてぃさん。1年を無事に過ごすことができたことを感謝し、ギフトを贈る習慣と結びつき、浸透するアメリカの寄付事情を紹介しています。

与える火曜日、Giving Tuesday

去る11月27日(火)は、ギビング・チューズデー(Giving Tuesday)。直訳すると「与える火曜日」とよくわからないが、要は、寄付をする日。毎年、11月の感謝祭翌週の火曜日に呼びかけられる社会ムーブメントである。

ニューヨークにあるNPO非営利団体の92Yと国連が2012年に共同で呼びかけたもの。2018年で7年目とまだまだ歴史は浅いが、すでに世界中の国々で何かしらのギビング・チューズデー活動が見られ、50カ国は独自に公式サイトを作成し大々的に呼びかけているという。

ご参考:
●The global movement

皆さんの中にも、ソーシャル・メディア上で#GivingTuesdayというハッシュタグをみかけたという人がいるかもしれない。アメリカでは、大小規模関係なく、そこかしこで#GivingTuesdayと呼びかけがされている。例えば、地元の学校の設備を良くするための寄付金や、特定の団体への寄付金などなど。当然、赤十字などメジャーなNPO団体も寄付を呼びかけており、特に近年では自然災害が多いため、寄付金は非常に重要で助かっているとコメントしている。

ちなみに、2017年のギビング・チューズデーのアメリカの寄付総額は2億7,400万ドル(1ドル113円換算で約312億円)、250万人が寄付をしたそうで、2016年と比較して55%増と年を重ねるごとにムーブメントは広まっているそうだ。

ご参考:
●How to make a difference this Giving Tuesday(動画ニュース)

print
いま読まれてます

  • なぜ米国は300億円もの寄付金がハッシュタグ一つで集まるのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け