【書評】「元」中国人が暴露。もしもSNSに習政権批判を書いたら

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中国当局による国民に対する言論弾圧の動きが更に広がりつつあります。インターネット上の書き込みはもちろんのこと、2億台以上のAI内蔵監視カメラが14億人を常に見張り続けているという、ある意味「異常」な世界が綴られている一冊を、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の編集長・柴田忠男さんがレビューしています。

偏屈BOOK案内:石平『アメリカの本気を見誤り、中国を『地獄』へ導く習近平の狂気』

81tpuDGCjdLアメリカの本気を見誤り、中国を『地獄』へ導く習近平の狂気
石平 著・ビジネス社

相変わらず長いタイトルがお好きな石平さんである。カバーのデザイナーも大変だ。一冊全部がタイトルの内容ではないのは当然である。さまざまな問題が取り上げられている。「世界最悪の監視社会の誕生」というテーマが恐ろしい。14億人の中国人は、共産党政権と異なる価値観や意見を持つことは許されない。

習近平が目指すのは、カルト宗教的な全体主義国家の建設である。そのための言論弾圧が凄まじい。「言論監視システム」の恐ろしいほどの完璧さと効率のよさを知らされると、中国人でなくて本当によかったと思う。国会で野党が繰り広げる無礼で愚劣なイチャモンを聞いていると、君たち日本人に生まれて本当によかったね、言いたい放題できるのは日本だけだよ、と言ってやりたい。

ある若者が、夜に自分の微博(ソーシャルメディア)で、「僕がこの程度のことを言って捕まっていたら国民に言論の自由がないことが証明されこの国は終わりだ」と書いた。翌日には当局により拘束の身となっている。言論監視の厳密さと弾圧の迅速さは、まさに驚嘆すべきものだ。その若者は「終わり」だ。微博で「悪臭支那!」と一言書いただけで、人生を狂わされた女性もいる。

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