現役科学者がオススメ。熱中症に効果的なあの「日本的」な飲み物

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今年は、5月中に早くも真夏日・猛暑日が連発、熱中症で搬送された方、亡くなられた方も出てしまいました。夏に向かってさらに暑い日々が予想されますが、熱中症対策は万全でしょうか。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、熱中症を引き起こすメカニズムを解説した上で、対策としてある意外な「飲みもの」を挙げています。

汗と熱中症と塩分補給

熱くなってくると熱中症の話題がニュースに上るようになるが、とりあえず、熱中症にならないように、猛暑の日は気を付けましょう。炎天下に帽子も被らず出かけるのは危険です。

特に、体積が少ない子供では少量の水は大量の水より温度が上がるのが早いのと同じ理由で、熱中症になりやすいといえます。

熱中症は熱でダウンしてしまうような症状で冷やせば問題ない…みたいな印象が強いですが、毎年数百人程度は死んでいるので、ちゃんとした処置をしなければ死に至ることもあると覚えておくべきです。

もっとも、実際に死亡例が多いのは50歳以上で、低年齢の死亡例は少ない訳ですが…とはいえ、死なない訳ではないので、ご安全に。

● 年齢(5歳階級)別に見た熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~29年)~人口動態統計(確定数)より

人間は体温が42度以上になると危険…というのは、細胞内の酵素が働かなくなるからです。酵素は、細胞内でアレをコレにして、コレをあっちに運んで…みたいな細胞内の工具的な役割で、この道具は非常に複雑な分子構造をしているため、取扱注意物体、つまり温度が最適な状態でなければ壊れてしまうわけです。

なので人間は汗をかいて汗は体表面で蒸発して気化熱により体温を下げようとします。熱い日にシャツをバサバサするとひんやりするアレです。女の子がたまにスカートバサバサやってますが(笑)。

ともあれ汗はエクリン腺にナトリウムイオンと塩化物イオンが集められることで、浸透圧が高くなり、浸透圧を戻そうとまわりから水を集めてきて膨らんだところで周りの組織に押されて汗として出ます

それ故、汗は本来間質液(血液のかわりに細胞と細胞の間にある水分で血液とほぼ等張)で約1%くらいの塩加減なのですが、エクリン腺が再回収するので実際は半分程度に抑えられています。

とはいえ、塩分はもともと体に多すぎても少なすぎても良くないもので、備蓄もできないため、水分補給だけでナトリウムを補給せずに汗をかき続けると低ナトリウム血症などを引き起こすことがあり、それはそれで危険です。

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