味にこだわる科学者直伝、夏を乗り切るフルーツジュースの作り方

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8月を迎え、夏本番の日本列島。この暑さを南国気分で乗り越える飲み物を、科学者のくられさんが自身の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』で紹介してくださっています。ブイーンとミキサーを回すだけで簡単に作れて、芳醇な香りと豪華な味わいのあるフレッシュなフルーツジュースですよ。

南国気分のブイーンレシピ

梅雨が明けたとかで、今日も今日とてクッソ暑いですね。こうも暑いと気分だけは南国で、ということで、今回はミキサーで調合して作る飲み物シリーズ南国編をお届け。

フレッシュなパッションフルーツとパイナップルの組み合わせをお送りしていく!

まあ、同様の組み合わせは以前もご紹介した訳だが、お手軽にモナンのパッションフルーツと市販のパインジュースで作ってもそれはそれで美味しいのだが、生が手に入るなら生で作ってみようじゃないか、というのが今回の趣旨です。

まずはパッションフルーツ。南国の果実なので生で手に入るのは夏限定だが、最近は1つ100円程度で売られている。この果実、種の周りに酸っぱい果肉がついているんですが、この果肉にものすごい芳醇な香りがあります。

この香りこそが、ジュースにした時の高級感に一役買っている訳ですが、問題は種。種のせいでめちゃめちゃ食べにくく味も酸っぱいだけで、単品だと地味に取り柄の少ない果物です。

しかし香りはとてもいいので、これを活かす方向で他のものとあわせてやると、爆発的に美味しくなります。

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パッションフルーツは二人分のドリンクを作るのに2個くらい。パイナップルは良く熟した美味しいものを手に入れましょう。甘さの不足はガムシロでも砂糖でも足して甘くしてやれば良いけど、熟しているものの方が香りが良いです。

パッションフルーツは2つ割りにして果肉を取り出し、パイナップルは適当なサイズにカット、そしてミキサーに入れます。

後はもういつも通り。例によって例のごとく、氷とガムシロップ砂糖でもいいを全体の10%分ほどになるように入れ、水で量を調整してブイーンするだけです。

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一通りブイーンしたらザルで漉しましょう。この時点で味が傾きやすいので、ちょっと味を見て、砂糖や酸味料(アスコルビン酸など)で微調整してやればできあがり!

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パッションフルーツの劇的な香りとパイナップルの味が補完し合ってものすごい豪華な味になります。

おためしあれ!

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シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。

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【著者】 くられ 【発行周期】 週刊

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