リアリティーとシンプルさ。夢を実現させた人に共通していること

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夢や目標が、実現する場合とそうでない場合の差はどこから来るのでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、夢に向かう状態は個々で様々なはずなのに「本気で頑張る」といった便利なフレーズに逃げ、具体的実践に辿り着かないケースがあると指摘した上で、夢や目標の実現に欠かせない2つのポイントを詳しく解説しています。

「本気で頑張る」とすぐに口に出していう人

夢を叶えるため、あるいは、目標を達成するために本気で頑張っている、という読者もいらっしゃることと思います。しかし、「本気で頑張るという言葉だけの人が、これまた多いのが現実です。

本気で頑張っている」というからには、その証を具体的に示すことができなければ本気とは言えません。「私は本気です。本気で頑張っています」は、小学生でもいえることです。

「自分の夢はこうこうで…」とか「目標はこうこうで…」と熱く語る人が時々いるのですが、聴いていてもイマイチその真剣さが伝わってこない人と、逆に、きちんとそのことが伝わり、目標に向かって突き進んで達成する人とに分かれます。

では、同じように夢や目標を持っていて「やり遂げるだろうな。」と感じる人と「う~ん。難しいだろうな」という人に分かれるのはなぜなのでしょう?

それは、目標や夢に対してリアルさを感じるかどうかです。リアルさが伝わらなければ結局は夢物語でおしまい。夢を実現させたい、目標を必ず達成したいというのであればそこにリアリティーがなければ実現の可能性は限りなくゼロです。

普段の生活や仕事に追われ夢や目標について考え、取り組む時間も無いという人もいるかも知れませんが、本気で「夢」に向かって進む人というのは、日々の忙しさに関係なくどんな時でも「私の夢はこうこうで、それを実現させるために今こんなことをしています。」とスパッといえるものです。それだけシンプルなのです。

少なくとも私がこれまでお手伝いさせてもらったり、サポートさせて頂いた方で夢を叶えたり、目標を達成した人というのは、全員が、そういうシンプルな答えを持っていました

シンプルだからこそ、人に言っても伝わるし(だから応援してもらえる)、シンプルだからこそやるべきことが明確だし、シンプルだからこそ、そこへ向かっていけるものだと思います。

ですが、シンプルといっても「夢は○○をすることです」「夢は○○になりたい」というだけでは叶うことはありません。冒頭でも書きました「本気で頑張ります」という小学生でも言えることと同じレベルです。

過去にこんなことがありました。介護事業を立ち上げるのが「夢」と熱く語っていた人がいました。彼は「本気でやるぞ」といって会社を辞め、介護士の資格も取って、修行のため24時間介護の施設へ時給800円のアルバイトをはじめました。

ですが、現実は厳しく…一気に生活レベルは下がり、時間は不規則になるはで、かなり大変な様子でした。結局1年足らずで、元のサラリーマンへ戻ってしまいました。今思えば、彼には「夢に向かって本気で頑張るというのは言葉でしかなかったのだろうなと思います。

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