厚労省「農家で引きこもり支援」にネット賛否。「ドナドナかよ」

2019.08.22
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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厚生労働省が、農業と福祉の連携による新たな就労支援モデル事業を2020年度から始める方針を固めたと、時事通信日刊工業新聞などが報じた。引きこもりなどが理由で長く仕事に就いていない人に、農家で短期間の農業体験をしてもらい、本格的な就労のための準備を後押しするという。

時事通信によると、このモデル事業は、就労希望者を受け入れる農業事業者と、市町村などに設けられている自立相談支援機関をつなぐ「マッチング支援機関」を設け、都道府県単位で取り組みを進めるという。全国5カ所程度で進める方向で、マッチング支援機関は各地の農協や農業法人などを想定しているとした。就労していない期間が長く生活が不規則になりがちな人や、他人との接触が苦手な人が農業体験を通じ、生活リズムの改善やコミュニケーション能力の向上を図ることを期待しているという。

この発表に対して、ネット上では某巨大掲示板やツイッターなどを中心に「奴隷制度か」「引きこもりは田舎へ追放かよ」「問題の解消より農業の人手不足を補うのが優先って…」「ドナドナかよ」といった怒りや疑問の声が殺到。昨今、40代以上の中年・壮年男性の引きこもりが多く存在していることがニュースになったばかりだが、問題の根本的な解決を先送りして、人手不足の農業や福祉業界に対象者を送り込むことで終わらさせようという動きに反発の声が多く挙がっている。

Twitter上の反応











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source: 時事通信日刊工業新聞

image by: いらすとや

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