「なんか面白いことないかな~」などという言葉が口をついて出てしまう方、意識改革が必要かもしれません。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、探究心や行動力を向上させる方法を紹介しています。
1日1つの新発見
働き方改革なるものが、耳慣れてきましたが…、毎朝決まった時間に起きては満員電車に揺られていつものルートで会社へ向かう。ヘトヘトになりながらなんとか出社の記しでタイムカードを押し「おはようございます」と挨拶を済ませ、自分のデスクに腰をかける。そして、PCを開け、メールをチェック…、なんて人も多いかと思います。
決まった時間に決まった行動を繰り返すことは合理的な反面、柔軟な発想力や思考力を養う妨げになる場合もあります。「あ~なんか面白いことないかな~」という人が時々いますが、大抵が決まった習慣にとらわれている人です。毎日同じ時間を同じ場所で同じように過ごしていると目新しい発見はないので、刺激が与えられないからです。
毎朝起きる時間を変えるのは難しいことかも知れませんが、最寄り駅から会社へのルートを少し変えてみるだけでも見える景色が違うはずです。
「あっ、こんなところにこんな店があったのか」
「へぇ~こんなところにも緑の多い公園があるんだ」
「今度、ここに新しいマンションが出来るんだ」
こんなちょっとしたことも発見になります。
こうした発見を積み重ねていくことが刺激となり、「もっと他には?」と探究心が知らぬ間に上がっていきます。
こうやって探究心を高めてやると仕事の上でも役立ちます。たとえば最寄り駅からの出社ルートを変えるだけで、どこそこになにがある、ということが分かるので、お客様が来社されるときに、どのルートから来られても完璧に案内できるというときに役立ちます。
あるいは、WEBサイトで社の案内図を誰よりも正確に作り掲載させることができる上、社の近所にあるおススメのランチを紹介したりなんてこともできるかも知れません。こういうの、いいですよね。
また、探究心が上がると「自分で調べてみないと」とか、「自分で体験してみないと気が済まない」という感覚が増して行くので、自然と行動力が上がります。たとえば社内で「○○の件について、担当者を決めたいのだが、誰かやってくれる奴はいないか?」となったときに、周りの人は下向き加減で、目を合わせないために必死だけど、誰もやらないことを体験してみたいという感覚から自ら手を挙げることのできる存在に。こういう人が、やがては次から次へ仕事を任せられるようになっていきます。
こうなると「何か面白いことないかな~」なんて言葉はやがて出てこなくなってきます。
ということで、毎日の生活リズムを変えるのは難しいことかも知れませんが、1日1つ、新たな発見を探してみるよう努めてはいかがでしょう?
■今日のまとめ
「1日1つの新発見を」
- 1日1つ新たな発見をするために出来る工夫を考える(車でいつもいくところを自転車に代えてみるなど)。
- 毎日1つ新たな発見を記録する(たとえば、手帳に記録するもよし、ツイッターやfacebookなどでつぶやくもよし)
- 上記を実践してみる
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