TVがほとんど報じない「陸の孤島」で起きた凄惨な竜巻被害まとめ

2019.09.25
by MAG2 NEWS編集部 HY
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連日メディアでは千葉県の台風被害が報じられていますが、日本の南に位置する宮崎県延岡市でも、9月22日午前8時30分頃に発生した竜巻による大きな被害が起きていることをご存知でしょうか? 突風による被害に重ね、この日は台風17号が市内を襲い、まさに弱り目にたたり目。甚大な被害を引き起こしているようです。「救護にあたっていた救急車が竜巻に飛ばされそうになっていた」という延岡市の様子を、Twitterの情報に関係者の声を交えながらまとめました。

住宅・店舗など500棟以上に被害。子供など20人弱にケガも

延岡市の南から北まで、ほぼ全域・8kmを横断した竜巻。「竜巻が走った跡が道になっていました。特に(延岡市の中心部に位置する)JR延岡駅付近では、屋根が飛び、標識が倒れ、車が吹き飛ばされるなどの大きな被害がありました。この日は休日で、出歩く人や街を走る車が少なかったのですが、平日だともっと大きな被害があったでしょうね」。関係者の話によると、9月25日の朝現在も、電線の切断等の影響で停電している世帯や自宅の窓ガラスで負傷してしまった子供がいるとのことです。

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ビニールハウス23棟も倒壊。農作物にも大打撃

キュウリやキャベツ、ピーマンなどの栽培で知られる宮崎県。こうした農作物を生産しているビニールハウスも突風のあおりを受け、半壊、倒壊するなどの被害を受けています。

度重なる竜巻発生も、防災策に苦慮する声

2006年にも被害を受けている延岡市。関係者は「竜巻に留意したいが、近年、気象庁からより頻繁に警報が出されるので、避難すべきかどうかの判断が難しい」「家や店の中にいても、飛散したガラスで怪我をしたり、外からモノが飛んで来たりもするので、確実に身を守る方法はないのではないか…」と頭を抱えています。

被害に遭われた皆様に対し、心よりお見舞い申し上げるとともに、早期の復旧をお祈り致します。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: Twitter

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