二代目はつらいよ。親から事業を引き継いだ経営者が気を配ること

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 親から事業を引き継いだ二代目ならではの大きな悩みの1つといえば、「人」との関係。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者の梅本泰則さんが、人間関係に頭を悩ます二代目経営者からの相談を例に上げながら、その解決法を紹介しています。

二代目経営者の悩み

なかなか思い通りに経営が進まないと悩んでいる経営者の話をききました。数年前に経営を引き継いだ二代目です。

経営者になってから、お金の問題や組織の問題が重くのしかかってきます。お金の問題で苦労をするのは、経営者の宿命です。それまで、売上や利益のことは心配してきましたが資金繰りのことなどとんと気にせずにきました。これは、お金の計算をしながら乗り越えていくしかありません

では、組織の問題はどうでしょう。こちらは「人」の問題ですから、なかなか複雑です。今回の経営者の場合も、「人」に関する悩みが大きいことが分かりました。

話を突き詰めていくと、大きな問題は二つでした。それは、「先代との関係がむつかしい」「社員が付いてきてくれない」とのこと。よくある話ですね。実は、この二つの悩みは互いに関係しあっています。つまり、先代との関係がスムーズに行っていないから社員が自分についてきてくれないのです。

とはいえ、この問題はどのように解決したらいいのでしょう。「人」の問題は難しいです。一筋縄にはいきません。そこで、まずは「先代との関係」について考えてみましょう。

先代との関係

先代は、二代目に経営をゆだねました。「お前に任せた」と口では言います。しかし、なかなか完全に任せることができません。二代目のやり方をはらはらしながら見ています

「自分ならこうするのになあ」
「きれいごとだけでは経営はできないよ」

そんな言葉が喉元まであがってきますが、ここはグッと我慢です。それでも、自分がやれば簡単に解決するのに、という思いにかられます。

実際はそうかもしれません。しかし、自分が手を出しては二代目のためにならないこともよく分かっています。しばらくは、じっと見守っていました。ところが、とうとう我慢が出来ずに口を出してしまったのです。

「そのやり方は間違っている!」

そう言われた二代目には耳の痛い言葉です。思わず反発してしまいました

「そんなことはありません。今の時代に昔のやり方は通用しません」

この言葉がいけませんでした。先代のやり方を否定してはダメです。こうなると、二人の関係が悪くなるのは目に見えています。こうした場合、どうしたらいいのでしょう。

それは、二代目が折れることです。二代目の経営のやり方は正しいかもしれません。しかし、先代も長年実績を重ねてきた経営者です。二代目はそのことを、しっかりと評価しなければなりません。そして、先代に感謝の気持ちを持つことです。

「ここまで会社を築いてくれてありがとう」
「私に経営を任せてくれてありがとう」

心からそう思いましょう。そうすれば、先代との関係はきっとスムーズにいきます。さて、次は社員の問題です。

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