とんとん拍子に話がすすむと思っていたら、思わぬ問題発生…。よくある話ではありますが、そんな時、あなたは自らの不運を呪いますか、それとも正面突破を図り問題にぶつかりつづけますか?今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、一発逆転の発想を自らに問いかける「斬新な解決法」を紹介しています。
うまくいかない時の質問
こんにちは。弁護士の谷原誠です。
何かをやろうとするとき、障害が発生するのが常です。
「予算があと少しあれば…」
「人数がもう少し集まれば…」
「あの会社が協力してくれさえすれば…」
このような場合、障害を突破するために、まずは自分に質問するわけです。
「どうすれば、予算を増やすことができるだろうか?」
「どのタイミングで交渉すれば、予算を増やすことができるだろうか?」
「どんな条件を出せば、予算を増やすことができるだろうか?」
しかし、いくら考えても、うまくいかない、ということもあります。その場合でも努力し続ける、という方法もありますが、一度逆転の発想をしてみる、という方法もあります。
反対から、自分に質問してみます。
「この予算でも成功させるには、どうしたらいいだろうか?」
「この人数でも成功させるには、どこを変えたらいいだろうか?」
「あの会社が協力してくれない場合、他に誰が協力してくれたらうまくいくだろうか?」
などです。ないことを前提に、成功の方法を探してみる、ということです。「今ある環境の中で、最大限努力する」ということです。
これは、自分の普段の生活についても同じです。
「お金さえあれば…」
「時間さえあれば…」
「あの上司さえいなければ…」
など、環境について不平不満に思う人が多いと思いますが、一度反対から、
「お金がなくてもうまくいくには?」
「時間がない中で、うまくやるには?」
など、自分に質問してみると、意外にうまくいく方法が見つかるかもしれません。
質問に興味がある方は、ぜひ、この本を読んでみてください。
『人生を変える「質問力」の教え』(WAVE出版)
今日は、ここまで。
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