初冬の寒暖差ストレスは、抵抗力やバランスを取る力をカラダから奪うと注意を呼びかけるのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生です。のぶ先生は、冬場にふらつきを感じるのは、寒暖差への対処としてカラダがこわばっているせいだと解説。こわばりを解消する簡単な方法を教えてくれます。
冬場のふらつき
【寒暖差ストレス】
日中、いまだポカポカと温かい日もあります。打って変わって朝夕の冷え込みによる気温差は、意外とカラダに負荷をかけています。寒くなると体温を高めようと、今まで以上に体力を消耗し始める初冬。寒暖差ストレスが加わることで、抵抗力やカラダのバランスを取る力が低下しやすいこの頃です。
【ふらつきの原因は背筋のこわばり】
寒暖差を感じるカラダは、体温調整をしようと背中全体をこわばらせます。背筋がこわばることで姿勢を柔軟に維持することができず、軸の固まったカラダはフラフラとふらつきを感じるようになるわけです。
寒さから身を守ろうとするこのこわばりは、体内に熱をこもらせて血流を悪くしてしまいます。背筋のこわばりがおこらないように、日中の温かい時間でもカーディガン一枚羽織って過ごすだけでも、こわばり予防がかないます。
【ふらつきを感じたら背筋の蒸しタオル】
ふらつきを感じたら、固くこわばっている背骨を首のつけ根から骨盤のあたりまで上から順番に蒸しタオルを当てて温めていきます(電子レンジで温めるホットパックの方が、服の上から温められるので重宝です)。
日中、寒暖差による背筋のこわばりでふらつきを感じるときは、後頭部や首のつけ根にカイロを押しあてて局部的に保温してみると、症状は楽になるので試してみてください。
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