妊婦が受診した際、妊婦や胎児に配慮した丁寧な診療が必要として2018年に導入され批判が多く挙がっていた「妊婦加算」を廃止する方針であると厚生労働省が発表したと、朝日新聞、日本経済新聞が報じた。一律に加算されてしまう仕組みから「妊婦税」と呼ばれて批判の的となった「妊婦加算」。廃止後は、妊婦をふくめた患者が普段から通う医療機関が、別の医療機関と情報共有をした場合に追加負担を求める新たな制度をつくるという。
「妊婦税」との批判を浴び、開始から1年もたたず凍結した「妊婦加算」。厚生労働省は2019年度で妊婦加算を廃止する方針で、妊婦に限らず丁寧な診療につなげる場合に医療費を上乗せする新たな仕組みを検討します。https://t.co/eJxQ6sPCRJ
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) December 6, 2019
「妊婦税」などの批判が出て凍結していた妊婦加算について、厚労省は廃止する方針を決めました。かわりに、妊婦に限らず患者が普段から通う医療機関が、別の医療機関と情報共有をした場合に追加負担を求める新たな制度をつくるといいます。https://t.co/mhhjquYJaI
— 朝日新聞医療サイト「アピタル」 (@asahi_apital) December 6, 2019
日本経済新聞によると、厚生労働省は妊婦が医療機関で診療を受けると自己負担が上乗せされる「妊婦加算」を今年度で廃止する方針であると発表した。2018年度から始まったこの制度は、コンタクトレンズの処方など妊娠に関係ない診療でも負担が増える仕組みが批判されており、19年1月に凍結していたもの。通称「妊婦税」廃止に伴い、新たな仕組みも検討中。内容としては、妊婦を含めた患者の情報連携を進めた医療機関が追加負担を求めるというもの。なお、医療費が上乗せされるのは、患者の同意を得られた場合のみである。 6日の閣議後の記者会見で、加藤勝信厚労相は「結論を得ている状況ではないが、それ(廃止)を含めて検討している」と述べたという。11日に行われる中央社会保険医療協議会の総会に提案し、廃止と新たな仕組みの了承をめざしている。
廃止が決定的になったとはいえ、そもそも「妊婦税」を導入したという事実について、日本のネット上では「国が少子化進めようとしてるとしか思えない」「納得できない」「目先のことだけで判断するこの国の思考停止感、ホントにヤバイ」「産婦人科を絶滅させる気か?」「子を産む人にもう少し優しくして」など厳しい声が多く挙がっている。
Twitterの反応
妊娠すると、検診やら育児に必要なあらゆるもの(抱っこ紐から哺乳瓶の消毒剤まで)で出費する。月1~週1の検診については、補助が出てもその上で1回数千円の実費がかかることも。生まれてからはさらにお金がかかる。これ以上の負担は勘弁してほしい。https://t.co/xdsNpT0Ywm
— そら豆@販促研究中 (@soramame_design) December 5, 2019
妊婦加算は、妊娠している人がかかった病院等が国に加算申請すれば受け取れるようにして、本人から徴収しない方法でやればいいのでは?
— しろたん。 (@ta_konohana) December 5, 2019
妊婦加算再開断念ってニュース。
世論の理解を得られないって当たり前じゃない?
妊娠中だと薬もだしてくれない。ましてや詳しい検査も出来ない。それなのにお金は割高。何?どっかの病院に高額賄賂でも貰ったの?
国が少子化進めようとしてるとしか思えないそのクソ制度。政治家もっと頭使えよ— きなこもち (@kinako4mama) December 5, 2019
妊婦加算再開、断念されたのか。
そもそもこれは妊婦さんのためにあるべき制度。
筋を通すのであれば妊婦さんへの直接的な金銭的負担を減らしつつ、ある程度の批判を受けても再開するべきだったと思う。
針治療の様に焦らずコツコツと進めていく制度なんだよな。批判→中止の姿勢では何も変わらんよ https://t.co/40zDYYe7hU
— 産婦人科医とみー (@obgyntommy) December 5, 2019
妊婦加算、批判強く再開断念。
高齢者の医療費二割負担断念。
医師不足、過重労働で医師がいなくなったのに、対策は署名集めて人情に訴えようと地域。医療の現実見えていないよね。
こりゃ破綻するよな。— 小崎彩 (@aya_mere_et_doc) December 5, 2019
妊婦加算再開断念だとぉぉ!!💢💢
こればかりは選べるものじゃないけど妊婦加算取られてた時期に妊娠してた者としては納得できない
2018年〜2019年にかけて妊娠してたママさん達にハーゲンダッツあげてもいいと思うよ私は…😭
— ひな@育児アカ2019®︎ (@min20190118) December 5, 2019
妊婦加算は廃止して(これは自己負担じゃなく公費負担でやるべきだと思う)、保育料は無償化して、研究費の助成は打ち切りにして、進次郎氏は育休取らないかもで、高齢者医療費負担2割は止めるとな?未来を担う人達を守らずに、目先のことだけで判断するこの国の思考停止感、ホントにヤバイから…👎
— mary (@maryism_mary) December 6, 2019
妊婦加算、難しいよね。
加算を気前よく払えるくらい給料くれよ、ってか妊婦になっても臨月まで働かないと出産費用が払えんのよ42万の補助に大体プラス10万とか。辛すぎるし。少子化なんだから子を産む人にもう少し優しくして(´;ω;`)— くて@アッシュ (@niina013240) December 6, 2019
うぉおああ
妊婦加算撤廃が納得いかなすぎて、やりたい事に全く手がつかない‥
産婦人科はそもそも加算がほとんどない診療科なんだぞ。
産婦人科を絶滅させる気か?
そうなのか?— きゅーさん産婦人科 (@kyusan_obgy) December 6, 2019
https://t.co/HcA1GjkUjT
本人同意!?
本人同意???数百円の加算の為に、産婦人科以外のお医者さんが、本人に加算同意を取って、カルテに詳細な情報記載や伝達をしてまで妊婦さんを受け入れると本気で思ってるんなら、頭がおかしいとしか言いようが無い。
— きゅーさん産婦人科 (@kyusan_obgy) December 6, 2019
厚労省が妊婦加算を断念・・・当然だろう。
出生率を上げるには、加算じゃなく無料にすべきだ。
製薬会社などへの天下りを無くすれば、薬価はもっと下げられる。
この安倍自公政権は、官僚共々自分たちの利権は手放さないで、取る事しか考えない。— オホーツクのオオワシFuruichi (@okhotskoowashi) December 6, 2019
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by: Shutterstock