オリンピックのチケットも忖度?首相枠「お答え困難」閣議決定

2019.12.18
by MAG2NEWS編集部 NK
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政府は17日、東京オリンピックの観戦チケットに「首相枠」等があるかとの質問主意書に対して、「首相枠、官邸枠および議員枠の意味するところが明らかではない」とし、「お答えは困難」とする答弁書を閣議決定したと毎日新聞などが報じた。

これについて日本のネット上では、「やっぱりねとかしか言えない」「海外VIPのためならあってもいいと思う」「あるのは当然」「なんでもかんでも困難と言えばいいと思って…」とさまざまな声があがっている。

立憲民主党の田島麻衣子参院議員は、オリンピック観戦チケットについて「販売枚数および販売プロセスが必ずしも明らかではない」と指摘し、「多額の税金で開催する以上、販売プロセスや全体像を国民に示す責任がある」と質問。用意される予定のチケット総数や、各競技団体・旅行会社など公式スポンサーなどに割り当てられたチケットの数、「首相枠」や「首相官邸枠」、「議員枠」が用意されるのかなどを詳細に尋ねた。

しかし、チケットの販売総数などは未定だと大会組織委員会から聞いているとし、詳細な回答を控えた。また、割り当てられたチケットの枚数についても「関係企業・競技団体・旅行会社の具体的な範囲が明らかではない」との理由から「答えることは困難」とした。

「オリンピックを見る会」は「桜」同様、詳細が不透明なまま。国民の政府への不信感は高まるばかりである。

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