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センター試験の当日「いつも雪」説は本当か。気になる明日の天気は?

毎年1月13日以降の最初の土曜日・日曜日に行なわれる「センター試験」。日本の大学の共通入学試験ということもあり、多くの受験生がテストを受ける。ここで少し思い返してみていただきたい。センター試験の当日は、なぜか毎年「雪」などの影響から天気が荒れている印象がないだろうか。そこで、ここ数年間のセンター試験当日の天気、そして明日の天気を調べてみた。

2016年のセンター試験当日の天気

2016年は、1月16日・1月17日の2日間で行なわれた。この2日間の天気は、北日本から西日本にかけての日本海側は、曇りや雪が見込まれていた。一方、太平洋側は晴れていたようだ。

この年は、センター試験の翌日に、東京でも本格的な積雪が観測されている。ネットには「センター試験の日に降らなくてよかった」との声が多く見られた。

2017年のセンター試験当日の天気

2017年は、1月14日・1月15日の2日間。初日の14日は、早朝から雪が降り、東海道新幹線の一部区間では速度を落として運転された。また、新潟県長岡市の長岡技術科学大学では「地理歴史・公民」の開始時間が1時間繰り下げられている。

2日目となる15日には、長野県や関東地方北部の山沿いでは雪が降り、雷を伴うところもあった。東海地方はときどき雪、近畿地方は雪、滋賀県北部では大雪への警戒が呼びかけられていた。

2018年のセンター試験当日の天気

2018年は、1月13日・1月14日に実施された。日本海側を中心に13日にかけて大雪となる所があると予想されていた地域はあったものの、天気は荒れなかった。しかし、広範囲で寒さが感じられたようだ。

2019年のセンター試験当日の天気

2019年は、1月19日・1月20日に行なわれた。初日は、全国的に比較的穏やかな天気。しかし、20日は、日本海側ほど雨や雪、風が強まった。



「雪が降る確率が高い」は本当?

tenki.jpでは19年間のセンター試験当日の東京の天気をまとめている。晴れたのは10回、曇りは2回、雨は3回、雪は4回。雪の日の確率は約21%だという。東京で平年1月に雪の降る日の確率は9%で、2倍以上の確率となっていた。

また、ウェザーニュースは一昨年、気象庁HPをもとに1990年〜2017年の昼間の天気を抽出した。普段あまり雪が降らない、東京、名古屋、大阪、広島、福岡に絞り、センター試験の2日間と1月の1ヶ月間に雪が振った割合を比べた記事を掲載している。

センター試験当日は、東京で8.9%、名古屋で10.7%、大阪で10.7%、広島で12.5%、福岡で3.6%と各地で1割程度。1月に雪が降った割合は、東京で3.8%、名古屋で7.6%、大阪で5.5%、広島で15.5%、福岡で12.2%という結果だった。東京、名古屋、大阪では3.1〜5.2%もあがっていることから、「センター試験当日は雪が降る確率が高い」と思われているのかもしれない。

明日の天気は?

気象庁が17日午前に出した気象情報によると、17日夜から18日朝にかけて、関東では山沿いを中心に積雪となると予想されている。降水量が多くなり、気温が低くなった場合、関東平野部でも積雪となる可能性があるとのこと。万が一に備えて、早め早めの行動を心がけたい。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:tenki.jpウェザーニュース気象庁HP

image by:twoKim studio / Shutterstock.com

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