船内から感染者20人。クルーズ船の現状と悪質な「新型肺炎」詐欺

2020.02.06
by MAG2NEWS編集部 NK
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新型コロナウイルスによる肺炎の中国本土の死者は73人増え、合わせて563人、患者の数は2万8000人(うち重傷者は3859人)を超えたとNHKなどが報じた。感染者は日本国内で45人となった。新型コロナウイルスに感染した香港の男性が乗っていたクルーズ船では、これまでに合わせて102人の結果が判明しており、このうち感染が確認されたのは20人となった。乗客乗員はおよそ3700人。感染者は、神奈川県内の医療機関に搬送され、それ以外の人は最大14日間船内にとどまってもらうとのこと。また、中国・武漢へのチャーター機第4便は、6日午後8時ごろ羽田空港を出発予定。7日午前に羽田空港に帰国する。


感染者の受け入れ開始

白い防護服姿の関係者が慌ただしく対応し、緊張感が漂う横浜・大黒ふ頭。感染者がクルーズ船から巡視艇に乗り換え、下船した後、港を離れていた船が着岸した。現地には、災害派遣医療チーム「DMAT」も到着し、外から見えないようブルーシートで覆いながら、感染者たちが救急車にうつされた。正午すぎには感染者を乗せたとみられる救急車1台が出発。神奈川県内にある感染症患者を受け入れる指定医療機関8ヶ所すべてで受け入れることになる。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の神対応

乗客がとどまることになる「ダイヤモンド・プリンセス」では、乗客が不自由なく過ごせるよう、さまざまなサービスが提供されている。たとえば、ふだん服用している衣料品の無料提供やマスクの配布、Wi-fiの無料開放など。現在は、窓やバルコニーがない部屋に宿泊している乗客を考慮し、少数の乗客にグループで時間を決めたうえ、順番に外の空気を吸えるよう検疫当局に相談しているとのこと。

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