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なぜ、他の家事に比べて「洗濯物をたたむ」のは面倒くさいのか?

家事の中でもかなりの時間が取られるのが、洗濯物たたみ。取り込んだ洗濯物を見た時点でため息が漏れてしまう、なんていうこともありますよね。何かいい解決法、ないものでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、洗濯物をたたむ作業が軽減するのはもちろん、思わぬ効果をも生む方法を紹介しています。

分割してみたら

さて、本日はたたむお話。

家事の中で非常に工程数が多いとされているのが

です。我が家では、義母の担当家事なので、もうホントにでっきるだけクチを出さないようにガマンしています。いや、もうたたむっていうとこがモンダイなんじゃなくてその前の干すとか洗うとか、そのアタリからもうさあ…ぐずぐず(*゚∀゚*)

ま、そこは一度忘れてですね。たたむお話をしましょう。

たたむ工程がタイヘンあるのは、たたむ家事が

です。たたむことに限りませんが、どんな家事でも仕事でも、ムリめな分量の場合、なにかしら分割するでしょ。担当人数を増やして一人あたりの分量を減らしたり、一度にやらずに数回に分けて一回あたりの作業量を減らしたり。するよね?

ところが、たたむ作業はあんまりコレが行われないんです。たたむのがタイヘンになっている大半の家庭では

を繰り返しているんです。多すぎるんですよね、家事としての分量が。

なので、なんらかの形で分割されれば、各人の、いや、ハッキリ言えば家事を負担しているシュフの負担は、かなり軽くなりたたまないという選択をする必要がなくなるのではないかと思います。まずはこれをどこか、なにかで分割してみましょう。

あ、ちなみにたたまないのもアリですよ。コレにはコレのやり方や工夫が必要になりますが、それは別の機会に。

で、なんらか分割するとして。たとえば

などなど。正直なところ、この分割の仕方こそ各家庭の家事に対する考えが現れるところでしょう。なので、千差万別で正解はないんじゃないでしょうか。

ちなみに我が家。たたむことは

すべて義母に任せています。少なくとも表向きは。ヒソッ。

義母は、これからだんだん身体の自由が利かなくなる年齢です。それを少しでも遅らせ、楽しく生きるためには、やはり

が必要だろうと思うんです。義母の担当である洗濯一連の家事を私が担当するようにすれば、パフォーマンスや時短の点で合理的だろうと思います。が、それは短期的なメリットだろうと思うんですよね。

することの方が大切でしょう。あくまで義母の分担としておき、あまりにヒドい…と思われるときにはコッソリやり直しています。洗い直したり干し直したりたたみ直したりね。

で、そんなら、たたむことをどうやって分割するのか。ここから先は個人のやり方に依存するので、あくまで参考として受け止めてくださいね。私は実際にはやってないのですが、

のがいいんじゃないでしょうか。

具体的にどうやるのかというと、

し、それぞれに家族のメンバーの名前を書きます。おニイちゃん用にはこのバッグ、ママ用にはこのバッグ…みたいな感じです。

で、洗濯が終わったら、

つっこみます。各バッグは各人に管理させます。

です。

次のサイクルのために、

ことにし、バッグが提出されなかった場合には、その人の分の洗濯はしないことにする。

要は、たたむ工程を

ということです。

この場合、考えられるバグのひとつは、全くたたまず洗濯物をそのまま自室にぶちまけてオシマイにすること。男の子の場合いかにもありがちです。で、根負けした親が結局たたんで片付ける。うん、あるある。

ですが、ここはよく考えてみるべきです。自分の分の服を管理できないというのはこれからの(いや、ホントはこれまでだって)時代を生きていくのにふさわしいレベルの身仕舞いだと言えるでしょうか。ハッキリいえば

ってことですよ。他者がたたんでくれたものは平気で使うのに、自分がたたむとなると自分の分さえたためない有様では、将来親になって子育てをするとき

として蔑まれること間違いなしですよ。そう思いませんか。

もちろんその子の年齢や得意不得意に応じて、たたませるものを設定する必要はあるでしょう。たとえば、最初は自分の靴下だけ、そのうち下着も、とか。あるいは、夏休みの間はたたませるとか。様子を見て、少しずつ分量を増やしていきましょう。

目標としては、高校に入学するころには完全に自分の分は出来るようになる感じでしょうか。

このやり方のバグになりそうなのが、上にも書いたバッグの中身を適切に処理せずそのまま私室にぶちまけて、親が根負けして片付ける…というタイプです。ま、これはカジメン・イクメンという言葉が死語になる来るべき世界に向けて

ということで突き放せと。ま、そーいうことでしたね(*^ー゚)

もうひとつありそうなのが、

です。いつまでも洗濯物をそのままにして片付けず、カラにしないので次の洗濯物が入れられない…急かされて慌てて部屋に洗濯物をぶちまけで、次もまた同じ…。これもありがちですね。

このやり方の場合、バッグは洗濯物を入れるだけでなく、サイクルを上手く回すためのアイテムなので、バッグをちゃんと提出してもらわないとサイクル自体が回らなくなりかねません。

ただ、バッグは各人の洗濯物を分別するのが主目的なので、これがなくてもたたむことそれ自体には影響はしません。ただ、

だけです。どうしてもイヤなら、バッグを複数個作ったらいいと思いますし、複数個あっても同じ問題が生じるなら、これもまたたたむ工程とは別の問題です。そう、片付けられないという。これはこれで、別の問題が炙り出されていいんじゃないでしょうか。

このバッグの再提出って、

のに似ていませんか。お弁当箱も、食べて持って帰って来たら、出させますよね。まさか学校バッグの中から出してあげてるなんて、そんなことしてないですよね?

我が家では、お弁当箱を出さなかったら翌日お弁当はナシとしていました。もちろんお弁当箱はひとつだけしか買いませんでしたよ。私の気迫と性格(?)を恐れたせいか、お弁当箱が出されなかったことは、一度もなかったです(*^ー゚) やらせ方や本人の性格にもよるのかもしれませんが、これもまた

ってことですよ( ̄∇ ̄)

洗濯物をたたむのは、結構タイヘン。各人ごとに分割してみては、どうでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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