ペットも苦しむ関節の病気。獣医師が教える原因と簡単な予防運動

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人間同様、ペットも年老いてくると膝などの関節に痛みや違和感が出てくるようです。人ならサプリを飲んだりサポーターを利用したりできますが、犬や猫の場合は、飼い主が気をつけてあげなければなりません。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生が、家で簡単にできる関節の病気の予防運動を教えてくれます。

家庭で簡単にできる「関節」の病気予防運動

犬も猫も歳と共に足腰の関節に痛みや違和感が起こり動きが緩慢になることで動けなくなる症状が出ます。特に犬の場合小型犬ですと生まれつきの関節の疾患「膝蓋骨脱臼」という病気もあります。猫は、いつもは問題ない高い場所に上がれなくなったりする場合も出てきます。

今日は、「何故、関節が悪くなるのか?」「関節の病気の予防運動について」この2つについてご説明しようと思います。予防運動は、ご家庭で簡単に数分で出来ます。

1)関節が悪くなる原因について

まずは、老化。老化ではない場合に考えられる事は「肥満によって関節に負担がかかっている」と言うことが原因となっている場合があります。

また、感染症や自己免疫性疾患による場合においても「関節に炎症」が現れることもありますので大きく分けるとこの2つが原因としては考えられます。

2)家庭で簡単数分で出来る「関節予防運動」方法

まずは、運動することで関節付近に筋肉がつくことが痛みや違和感の解消になります。方法は簡単です。

  1. 犬、猫を抱き上げて後ろ足、または前足を手で持ちます
  2. 右、左両方関節を伸ばしたり、縮めたりして屈伸を各50回毎日行って下さい
  3. 関節部分を撫でるようにマッサージを両足してあげて下さい

●まとめ

この他、温めるなどの方法などもあります。家庭でできる、予防策はありますので是非、行ってみて下さい。

image by: shutterstock

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satoutakanoriペットは言葉が話せません。痛い時も、嫌な事も飼い主さんたちに伝える事が出来ません。このメルマガでは、そんなペットたちと一緒に快適に過ごす為にはどうしたらいいのか?そして、家庭で簡単に応用できる知識までお伝えしていきたいと思います。病気以外の事も獣医の目線から発信していきたいと思います。

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