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センバツ高校野球は無観客で開催の方針。日本高校野球連盟が発表

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4日、日本高校野球連盟は第92回選抜高校野球大会の運営委員会と緊急理事会を開き、開催の可否を協議。同日18時過ぎに、センバツ高校野球は無観客で開催の方針と発表した。NHKニュースなどが速報で報じた。選抜大会では史上初。


初出場校5校

今年の選抜大会には、46年ぶりに切符を手にした福島県代表の磐城など久しぶりの出場となった学校や5校の初出場校もある。出場校32校に対して個別に聞き取り調査を行っており、開催が決まった場合には「出場したい」と全校から返答をもらっていた。

異例の選抜大会

第2次世界大戦の影響から1942年から46年まで5年間は中断したが、選抜大会で中止になることや無観客試合になることは一度もなかった。1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災の際も予定通りに行われている。夏の選手権は1918年と1941年の2度中止されている。

次々に中止される高校選抜大会

日本ラグビー協会は2日、3月25日から3月31日まで開催予定だった全国高校選抜大会の中止を発表。ほかにも、サッカーの日本高校選抜候補、重量挙げやハンドボール、ソフトボール、相撲の全国高校選抜大会、ソフトテニスの全国大会、全日本学生グライダー競技大会なども中止が決まっている。とくに今年が引退の年となる選手のきもちを考えると悔しくて堪らなくなる。

Jリーグでは94試合を延期し、プロ野球オープン戦72試合の無観客を決定。大相撲春場所も無観客で取り組まれ、力士に感染者が出た場合は中止する方針を発表している。

1試合で1000万円

プロ野球界の収益面での損害は「グッズ販売」だと文春は報じる。なかでも、禁止になった「ジェット風船」は、満員であれば1試合1000万円ほどの売上が見込めるという。風船に含まれている他人の唾液が頭上から降ってくる「ジェット風船」は、飛沫感染があるという恐れから自粛を促され、思わぬところでも収入面でのダメージを受けているようだ。

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source:NHKニュース時事通信産経新聞サンケイスポーツ朝日新聞週刊文春

image by:Shutterstock

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